error、warning、trace を使用して通知する

error

error 標準の MEL フォーマットでエラー メッセージを出力し、スクリプトを停止します。

$l = `ls -lights`;
if (size($l) == 0) {
	error "No lights in scene";
}

このスクリプトを実行すると、次のメッセージが出力され、スクリプトは停止します。

// Error: No lights in scene //

warning

warning コマンドは、標準の MEL フォーマットで警告メッセージを出力しますが、スクリプトは停止しません。

$l = `ls -lights`;
if (size($l) == 0) {
	warning "No lights in scene";
}

このスクリプトを実行すると、次のメッセージが出力されます。

// Warning: No lights in scene //

error と warning コマンドでは、フラグ -showLineNumber を使用できます。このフラグを true に設定して、警告やエラーが生じたファイルと行番号を表示します。フラグを false に設定すると、行番号は表示されません。

warning -showLineNumber true "No lights";
// Warning: file: C:\test.mel line 2: No lights //

trace

trace コマンドは、Maya の標準のエラー出力に文字列を表示します。

trace "Entering the loop";
while ($i < 10) {
	setAttr("nurbsSphere"+$i+".translateX",5);
}
trace "Exiting the loop";

-where フラグを使用して、出力に trace コマンドが現れたファイルと行番号を表示します。