アセット内のノードの未パブリッシュ アトリビュートをロックして、その内容を変更できないようにすることができます。これは、不測の改ざんから重要なコンポーネントを保護する予防策として便利です。
アセットの未パブリッシュ アトリビュートをロックすると、次のことが実行できなくなります。
- 未パブリッシュ アトリビュートの値の変更
- アトリビュートのパブリッシュ/パブリッシュ解除
- アトリビュートのバインド/バインド解除
- カプセル化されたノードのロック解除/除去
- アセットへのノードの追加
- 未パブリッシュ アトリビュートへの受信接続の削除
- アセット内のノードのパブリッシュされた親アンカーまたは子アンカーのペアレント化の修正(Maya 2014 から)
- カプセル化されたノードの削除
- アセットまたはそのノードの名前の変更
- 未パブリッシュ ノードのペアレント化の修正
- ビュー、ビュー モード、他のアセット アトリビュートの変更
以下のことができます。
- アセット内のノードのパブリッシュされた親アンカーまたは子アンカーのペアレント化の修正(Maya 2014 より前のバージョンのみ)
- パブリッシュされたアトリビュートの値と接続の変更
- 内部ノードから外部ノードへの出力接続の削除
- 受信接続の外部ソース ノードの削除(受信接続も削除されます)
アセットがロックされても、パブリッシュ済みのアトリビュートとノードには影響がありません。したがって、未パブリッシュ アトリビュートをロックすると、内部ノードのアトリビュートを変更しながらアセットのインタフェースを簡単に使用できます。
注: アセットの未パブリッシュ アトリビュートをロックすると、サブアセットの未パブリッシュ アトリビュートも自動的にロックされます。
すべての未パブリッシュ アトリビュートをロックするには
- アセットまたはアセット内の任意のオブジェクトを選択します。
- (Modify > Assets > Lock Unpublished Attributes)を選択します。
アセット内のノードの未パブリッシュ アトリビュートがすべてロックされます。
すべての未パブリッシュ アトリビュートをロック解除するには
- アセットを選択します。
- (Modify > Assets > Unlock Unpublished Attributes)を選択します。
アセット内のノードの未パブリッシュ アトリビュートがすべてロック解除されます。
ロックとリファレンス
アセットが親ファイルから参照される場合、アセットの保存時に未パブリッシュ アトリビュートをすべてロックすることができます。これにより、親ファイルからすべての未パブリッシュ アトリビュートをロックできるため、作業ファイル(子ファイル)でロックする必要がなくなります。
注:
一般に、参照されているアセットのアトリビュートは親ファイルからロック/ロック解除することはできません。
リファレンスのために未パブリッシュ アトリビュートをロックするには
- ジオメトリを作成してアセットに配置します。
- アセットに適切なアトリビュートをパブリッシュします。
親シーンで必要なアトリビュートは、すべてパブリッシュしてください。
- ファイル > シーンを別名で保存(File > Save Scene As) > を選択します。
- シーンを別名で保存オプション(Save Scene As Options) (リファレンス オプション(Referencing Options)セクション)で、パブリッシュ解除されたアセット(Asset unpublished)をロック(Lock)に設定します。
- ロック ファイル(Lock File)をロック(Lock)に設定することもできます。
これにより、リファレンスの編集が親ファイルからこのファイルに保存されることがなくなります。
- ファイル > シーンを別名で保存(File > Save Scene As)を選択して、このファイルの名前を入力します。
ファイルを保存すると、シーンのすべてのアセットの未パブリッシュ アトリビュートがすべてロックされます。これらのアトリビュートは親ファイルからロック解除できません。