dynGlobals アトリビュート

オーバー サンプリング(Oversampling)

オーバー サンプル(Over Samples)

ダイナミクス シミュレーションの各フレームに対して、サブステップの数を指定します。この値を 1 にするとオーバーサンプリングは設定されません。1 より大きい値にすると、Maya は指定した値でダイナミック シミュレーションをオーバーサンプリングします。オーバー サンプル(Over Samples)は正の整数でさえあれば、どんな値でも使用できます。

ダイナミクスの動作が大きすぎる場合は、ダイナミックの計算のオーバーサンプリング値を大きくすることで解決できることがあります。オーバーサンプリング値を大きくすると再生スピードは遅くなりますが、ダイナミクスの安定性は増します。

パーティクル ディスク キャッシュ(Particle Disk Cache)

パーティクル ディスク キャッシュの使用(Use Particle Disk Cache)

Maya がキャッシュを使用するかどうかを定義します。キャッシュを作成すると、このアトリビュートは自動的にオンに切り替わります。Maya でキャッシュを使用しない場合は、パーティクル ディスク キャッシュの使用(Use Particle Disk Cache)をオフに切り替えてください。たとえば、スピードやエミッタ タイプなど、再生に影響する特定エミッタ アトリビュートを変更した場合は、このアトリビュートをオフに切り替えて変更内容のエフェクトを確認します。キャッシュを再作成することもできます。

キャッシュ ディレクトリ(Cache Directory)

このアトリビュートでは、Maya がキャッシュを検索するディレクトリを指定できます。このアトリビュートを使用すると、保存された複数のキャッシュのうち使用するものを選択できます(「Maya のクラシック ダイナミクス」を参照)。

たとえば、あるシミュレーションを cache1 ディレクトリに、別のシミュレーションを cache2 ディレクトリにキャッシュできます。Maya で使用するキャッシュ ディレクトリ(Cache Directory)名を入力してください。

このディレクトリは、常にワークスペースのパーティクル(Particles)ディレクトリの相対ディレクトリになります。絶対パス名を入力しないでください。

ここに名前を入力しても、キャッシュは再作成されません。ダイナミクス(Dynamics)メニュー セットでソルバ > パーティクル ディスク キャッシュの作成(Solvers > Create Particle Disk Cache)を使用して再作成します(「Maya のクラシック ダイナミクス」を参照)。ここに名前を入力しても、既存キャッシュ ディレクトリの名前は変更されません。ディレクトリの名前を変更する場合は、オペレーティング システムを使用します。

ヒント:

ソルバ > パーティクル ディスク キャッシュの使用(Solver > Create Particle Disk Cache) > には、キャッシュ ディレクトリ(Cache Directory)アトリビュートもあります。dynGlobals アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で値を入力すると、その値がオプション ボックスの既定値になります。オプション ボックスに入力したさまざまな値は、dynGlobals ノードに表示されます。

キャッシュされた最小フレーム(Min Frame Cached)、キャッシュされた最大フレーム(Max Frame Cached)

このアトリビュートは、最新のキャッシング オペレーションで格納した最小フレームと最大フレームを記録します。ここに値を入力することはできません。このアトリビュートは、情報を通知するためのものです。このアトリビュートは最新のキャッシング オペレーションについて説明するので、キャッシュ ディレクトリ(Cache Directory)を使用して別のキャッシュ ディレクトリを選択した場合、キャッシュされた最小フレーム(Min Frame Cached)キャッシュされた最大フレーム(Max Frame Cached)の値は、そのディレクトリに格納されているものに対応しないことがあります。