接続スペースを使用してカラー スペース同士を変換する

イメージのパイプラインに沿ってカラー スペースを何度も変換する必要があることがよくあります。たとえば、異なるスペースの複数の入力を合成してブレンドできるように共通の作業スペースに変換し、次に、出力用に別のスペースに変換する必要が生じることがあります。

各カラー スペースを他のすべてのカラー スペースに変換するために必要な異なるカラー変換の数を最小限に抑えるために、一般的には、中間点つまり接続スペースとして 1 つのカラー スペースを使用します。

たとえば、4 つのカラー スペース同士を直接変換するには、12 の異なる変換が必要になります。5 番目のカラー スペースを追加すると、さらに 8 必要になり、合計で 20 になります。一般的には、N 番目のスペースを追加するには、2(N – 1) の変換を追加する必要があり、変換数は合計で N2 – N になります。

しかし、接続スペースを使用する場合は、4 つのカラー スペース同士を変換するのに必要な変換数は 8 つのみです。カラー スペースを追加するごとに追加する必要がある変換数は 2 つ、つまり変換数は合計で 2N になります。ただし、各変換で 2 つの手順が必要になったことに注意してください。1 番目の手順では、ソース スペースから接続スペースに変換し、2 番目の手順では接続スペースからターゲット スペースに変換します。

オートデスクのカラー管理には、2 つの接続スペースのいずれかを使用してカラー スペース同士をを変換することができる次のトランスフォームが含まれています。
注: primaries/ フォルダのトランスフォームは、原色のみを変換します。これらは、リニア カラー スペース エンコーディングを認識してこれを生成するため、シーンリニア値または出力リニア値に適用することができます。