次の機能に関する詳細については、Maya 開発者ヘルプの「新機能」セクションを参照してください。
Maya 2016 Extension 2 と Maya 2016 には、バイナリ レベルで互換性はありません。Maya 2016 および Maya 2016 Extension 1 の Maya API ガイドを入手するには、http://www.autodesk.com/me-sdk-docs を参照してください。
Maya 2016 Service Pack リリースを含む Maya 2016 または Maya 2016 Extension 1 に対してコンパイルされた C++ プラグインが、Maya 2016 Extension 2 で認識されるようにするには、プラグインをこのバージョンの Maya に対して再コンパイルする必要があります。
また、Maya 2016 Extension 2 向けにコンパイルされたプラグインを、Maya 2016、Maya 2016 Extension 1、または任意の Maya 2016 Service Pack のリリースにロードすると、ロードに失敗するか、予期しない動作を示します。
C++ API ヘッダー ファイルとライブラリが Maya インストールで使用できるようになりました。カスタム プラグインをコンパイルするために Maya Developer Kit をダウンロードする必要がなくなりました。ヘッダーとライブラリ ファイルは Maya インストールの次のフォルダにあります。
Windows および Linux:
Mac OS X:
ここではいくつかの新しいインタフェースのハイライトとともに、API のビューポート領域の新しい機能を説明します。
これで、MRenderItem::sourceIndexMapping() を使用して、統合されたジオメトリから Maya オブジェクト情報を抽出できます。
プロファイラ(Profiler)は、ビューポート 2.0 内で実行するレンダリング イベントをグラフ表示します。たとえば、ノードの評価や UI 描画可能項目リスト/レンダー リストの作成、ならびに UV エディタ(UV Editor)描画などの描画イベント、ビューティ パスのレンダリング、UI 描画可能レンダリング(マニピュレータ描画など)です。シーンでパフォーマンスのボトルネックになる可能性があるレンダー イベントまたはパスを識別しやすくするには、プロファイラ(Profiler)で VP2 プリフィックスを検索します。また、OGS コマンドを使用してトレースを有効にすると便利な場合があります。
OpenCL バッファの割り当て、更新、リリースを容易にする、便利な MOpenCLBuffer クラスが新しく追加されました。GPU のデフォーマ オーバーライド エバリュエータを作成するときのワークフローを改善するために、MGPUDeformerRegistrationInfo と MPxGPUDeformer にも新しいインタフェースが追加されました。さらに、MShaderInstance に基づいた MPxShaderOverride プラグ インが MultiDraw 統合によって提供される加速度からメリットを得られるように、MPxShaderOverride をサポートする MultiDraw 統合を有効にするための追加のインタフェースが追加されました。
MFnBlendShapeDeformer クラスが更新され、指定したターゲットの種類で新しいブレンド シェイプ ターゲットを追加するためと、指定されたターゲット オブジェクトを使用せずに新しいブレンド シェイプ ターゲットを追加するための、新しいインタフェースと列挙が備わりました。
さらに、カーブのアトリビュートを作成および操作するために、新しい MCurveAttribute クラスが Maya 2016 Extension 1 で初めて導入されました。
乱数のシーケンスを生成するためのインタフェースを提供する新しい MRandom クラスが追加されました。このアルゴリズムは高速で、並列化とランダムでパスの統計的テストが可能になりました。