ラティス

ラティスは、任意の変形可能オブジェクトを自由に変形することができるポイントから構成されています。デフォメーション エフェクトを作成するには、このラティスを移動、回転、スケールするか、ラティス ポイントを直接操作します。通常、ラティス デフォーマのアトリビュートを編集してエフェクトを作成します。

インフルエンス ラティスとベース ラティス

ラティス デフォーマには、インフルエンス ラティスとベース ラティスの 2 種類があります。通常、「ラティス」というときは、インフルエンス ラティスを指します。デフォメーション エフェクトを作成するには、インフルエンス ラティスを編集またはアニメートします。ラティス デフォーマのエフェクトは、ベース ラティスのラティス ポイントとインフルエンス ラティスのラティス ポイント間の差を基準にしています。既定ではベース ラティスは非表示であるため、操作の中心はインフルエンス ラティスになります。しかし、デフォメーション エフェクトはインフルエンス ラティスとベース ラティスのリレーションシップを基準にしていることは忘れないでください。

変形可能オブジェクトとしてのラティス

デフォーマとして使用されるオブジェクトの中でラティスがユニークなのは、ラティス自体が変形可能オブジェクトであるという点です。すなわち、ラティスを変形するデフォーマをさらに作成できるということです。たとえば、スカルプト デフォーマでラティスを変形すると、ラティス ポイントに及ぼしたそのデフォメーション エフェクトが、ラティスで変形しようとしているオブジェクトにも適用されます。また、ラティスにクラスタ デフォーマを作成して、ラティス ポイントに変形のウェイト値を割り当てることもできます。さらに、ラティスをスケルトンにバインドできます。スケルトンを動かすと、ジョイントの動作に伴ってラティスが変形します。