コンストレイント対象オブジェクトの方向がターゲット オブジェクトによって影響される度合いを指定します。スライダを使用して、0.0000 ~ 10.0000 の間で値を選択します。既定値は 1.0000 です。
コンストレイント対象オブジェクトのローカル空間を基準にしてエイム ベクトルの方向を指定します。エイム ベクトルはターゲット ベクトルに一致し、それに伴ってコンストレイント対象オブジェクトがそれ自体を方向付けるようにします。既定の設定では、オブジェクトのローカルな正の X 軸がエイム ベクトルに一致し、エイム ベクトルはターゲット ベクトルの方向(1.0000、0.0000、0.0000)に一致します。
コンストレイント対象オブジェクトのローカル空間を基準にしてアップ ベクトルの方向を指定します。既定の設定では、オブジェクトのローカルな正の Y 軸がアップ ベクトルに一致します。そのアップ ベクトルは、既定ではワールド空間のアップ ベクトルに一致しようとします。さらに既定では、ワールド空間のアップ ベクトルはワールド空間の正の Y 軸方向(0.0000、1.0000、0.0000)を向きます。
アップ ベクトルがエイム ベクトルと同じ方向を向くように定義した場合は、コンストレイント対象オブジェクトがモーション ヒストリ依存現象を起こします。詳細については、モーション ヒストリ依存現象を参照してください。
シーンのワールド空間を基準にしてワールド アップ ベクトルの方向を指定します。既定では Maya のワールド空間は Y アップであるため、既定のワールド空間のアップ ベクトルはワールド空間の正の Y 軸の方向(0.0000、1.0000、0.0000)を向いています。
アップ ベクトルはワールド アップ ベクトルの代わりに指定したオブジェクトの原点に向かおうとします。ワールド アップ ベクトルは無視されます。アップ ベクトルが向かおうとする原点を持つオブジェクトをワールド アップ オブジェクトと呼びます。
MEL コマンドの tangentConstraint でワールド アップ オブジェクトを指定することができます(-wuo フラグを使用)。ワールド アップ オブジェクトを指定しないと、アップ ベクトルはシーンのワールド空間の原点に向かいます。