ノードの集まりであるアセットは、シーンからリファレンスとして書き出せます。ファイル リファレンスを使用すると、親シーンを複数のリファレンス ファイルにモジュール化でき、各ユーザは親シーンにアクセスすることなく、シーンを操作できます。親シーンは、リロードするたびに、参照している子シーンの最新バージョンを反映します。
しかし、リファレンス アセットは、リファレンスの編集やプロキシ アセットの使用が可能であるため、より自由にシーンを操作できます。
「ファイル リファレンス」を参照してください。
アセットによってカプセル化されたリファレンス オブジェクトを編集し、リファレンス ファイルの編集内容を保存できます。ここでアセットとリファレンスの優れた点は、パブリッシュ済みアトリビュートへの変更が、パブリッシュ済みの名前に応じて格納されることです。リファレンスの編集は、リファレンス ファイルではなくオフライン ファイルとして保存されます。
つまり、シーン内のリファレンスを全く異なる内容のアセットと置き換えることができ、名前とアトリビュートが以前のアセットに一致するかぎり、編集内容は新しいアセットに適用されます。
親ファイルのリファレンスの編集では、他のアーティストが親ファイルの動作に影響を与えずに、リファレンス ファイルでアセットの内容を変更することもできます。
リファレンスの編集に関する詳細については、ファイル リファレンスを変更するを参照してください。
通常のプロキシ リファレンスをリファレンスされたアセットに適用できますが、パブリッシュ済みアトリビュートが使用できないため、アセットとの対話機能が大幅に低下します。この問題を改善するために、リファレンスされたアセットをプロキシ アセットとして書き出すことができます。
プロキシ アセットを使用すると、プロキシ リファレンスのように複雑化する可能性のあるリファレンスされたアセットをより単純なファイルに置き換えることができます。プロキシ アセットは、複雑なシーンを簡素化するのに便利です。主にシーンのコンポーネントの動作に関してナビゲーションとパフォーマンスを改善することができます。
リファレンス プロキシの詳細については、プロキシ リファレンスの概要を参照してください。
プロキシ アセットを作成すると、プロキシ ファイルはアセットのルート ノードを表すロケータで構成され、アセットの親アンカーまたは子アンカーごとにロケータが追加されます。プロキシ ファイルにジオメトリを追加して、ジオメトリを置き換えてジオメトリの表示を改善できます。プロキシ アセットは、メイン シーンでプロキシ ファイルによりリロードされた場合でも、パブリッシュ済みアトリビュートの値と接続を保持します。また、パブリッシュ済みの親アンカーと子アンカーはすべてシーンの階層に表示されるため、必要に応じてカプセル化されたオブジェクトを移動することができます。