大気フィールドを使用する

大気フィールドは大気の移動のエフェクトをシミュレートします。大気フィールドにオブジェクトを接続すると、アニメーションの再生時にオブジェクトの速度が大気の速度に合わせて加速または減速されます。

大気フィールドをオブジェクトの移動部分に対してペアレント化して、移動による大気の航跡(流れ)をシミュレートすることができます。たとえば、キャラクタが落ち葉や砂ぼこりの中を歩く場合、大気フィールドをキャラクタの足に対してペアレント化することができます。

大気フィールドにあるアトリビュートの詳細については、「フィールド/ソルバ(Fields/Solvers) > 大気(Air)」を参照してください。風(Wind)航跡(Wake)、およびファン(Fan)ボタンは、それぞれのエフェクトに合うよう、大気フィールド アトリビュートを既定値に設定します。また、これらのボタンをクリックした後、目的に応じて設定を調整することもできます。

例: 移動するオブジェクトから大気の航跡を作成する

  1. パーティクルまたは nParticle のグリッドを作成します。
  2. パーティクルを選択し、フィールド/ソルバ(Fields/Solvers) > 大気(Air) > を選択して、オプション ウィンドウを表示します。
  3. 航跡(Wake)をクリックします。
  4. 作成(Create)ボタンをクリックします。作成した大気フィールドはパーティクルに接続されます。
  5. 球を作成します。
  6. (XZ 平面で)球がパーティクル グリッドを通過するようにキーフレームを設定します。
  7. アウトライナ(Outliner)で航跡を選択し、[Shift]を押しながら球を選択し、次に、フィールド/ソルバ(Fields/Solvers) > をソースとして使用(Use Selected as Source)を選択します。これにより、航跡が球の親になります。
  8. アニメーションを再生します。