nParticle のライフスパン(Lifespan)アトリビュート

ライフスパン(Lifespan)

ライフスパン アトリビュートは、nParticle が消える、または消滅する前に、シミュレーション内に存在し続ける時間を表します。nParticle のライフスパンの単位は秒で、静的な nParticle や放出された nParticle の放出ポイントのシミュレーション開始フレームから始まります。

ライフスパンは、半径スケール(Radius Scale)質量スケール(Mass Scale)カラー(Color)など、nParticleShape ノードのパーティクル単位のランプに対する入力アトリビュートとして使用できます。この方法でライフスパン アトリビュートを使用することにより、nParticle アトリビュートを nParticle の存在時間にしたがってマッピングし、アニメートできるようになります。

ライフスパン モード(Lifespan Mode)

不滅(Live forever)

衝突イベント、またはエミッタ空間領域からの脱出のために消滅しない限り、すべてのパーティクルは永遠に存続します。

一定(Constant)

この設定では、パーティクルに対して一定のライフ スパンを入力することができます。パーティクルは指定された時間に消滅します。

ランダム範囲(Random range)

ランダム ライフスパン(Lifespan Random) (後述)を有効にするには、このアトリビュートを設定する必要があります。

ライフスパン PP のみ(lifespanPP only)

Maya 3.0 より前のバージョンで作成された、PP ライフスパン絡みのエクスプレッションは、ライフ スパン モードとしてライフスパン PP のみ(lifespanPP only)を選択しているかぎり、正常に機能します。

ライフスパン(Lifespan)

ライフスパン モード(Lifespan Mode)コンストレイント(Constant)またはランダム範囲(Random Range)に設定されている場合のパーティクルのライフスパン値を指定します。

ランダム ライフスパン(Lifespan Random)

このアトリビュートは、ライフスパン モード(lifespanMode)が “ランダム範囲(Random Range)” に設定されている場合にのみ使用されるもので、

パーティクルそれぞれのライフ スパンのランダムな変化の範囲を表します。ゼロ以外の値に設定した場合、各パーティクルのライフ スパンは ±ランダム ライフスパン/2 までの間でランダムに変化します。このとき、“ライフスパン” アトリビュートが平均ライフスパンとして使用されます。たとえば、ライフスパンが 5 でランダム ライフスパンが 2 のときは、ライフ スパンは 4 と 6 の間で変化します。

定数(Constant)またはランダム範囲(Random Range Mode)モードでは、finalLifespanPP アトリビュートには、ライフスパン(lifespan)ランダム ライフスパン(lifespanRandom)から生成された値が格納されます。

注:

ライフスパン(lifespan)ランダム ライフスパン(lifespanRandom)の値を変更しても、影響を受けるのは新しいパーティクルだけで、すでに存在するパーティクルは影響されません。たとえば、フレーム 50 まではライフスパンの値が 2 で、それ以降は 5 になるように指定した場合、フレーム 1 から 50 の間に生成されたパーティクルのfinalLifespanPP は 2 になりますが、フレーム 51 以降に生成されたパーティクルの finalLifespanPP は 5 になります。フレーム 50 より前に発生したパーティクルの finalLifespanPP 値は変わりません。

一般シード(General Seed)

このアトリビュートは、乱数生成シード値を表します。その他の乱数列には一切関係ありません。