シェルフ項目に高解像度のカスタム アイコンを使用する

Ultra HD や 4K モニタのような高解像度ディスプレイ デバイスで Maya を実行すると、Maya のインタフェースは、アイコン、カーソル、およびその他のイメージに高解像度のイメージを自動的に使用します。サポートされている解像度は、100%、150%、200% です。

Maya では 100% イメージが既定で使用されますが、より解像度の高いディスプレイで Maya を実行すると、より高解像度のイメージ(150% または 200%)が自動的が使用されます。Maya で使用する独自のカスタム イメージを提供することで、カスタム イメージにもこの機能を利用することができます。

  1. 次のように命名規則を使用してイメージに名前を付けます。
    • name_100.png: これは既定で使用される解像度で、たとえばシェルフの場合 32×32 です。
    • name_150.png: これは既定の解像度の 150% であり、この例では 48×48 です。
    • name_200.png: これは既定の解像度の 200% であり、この例では 64×64 です。
  2. 次のいずれかを実行します。
    • Maya インストール ディレクトリの ..¥prefs¥icons フォルダにイメージ ファイル(アイコンとその他のイメージ用)を保存します。
      注: このオプションを選択する場合、既定のイメージのファイル名には(name_100.png ではなく)name.png を使用します。
    • 3 つすべてのイメージ ファイルを指定するには .qrc ファイルを作成し、既定のイメージのファイル名から _100 のサフィックスを除去するにはエイリアス タグを使用します。たとえば、次のようになります。
      <!DOCTYPE RCC><RCC version="1.0">
      	<qresource>
      		<file alias="cone.png">cone_100.png</file>
      		<file>cone_150.png</file>
      		<file>cone_200.png</file>
      	</qresource>
      </RCC>
      注: カーソルはロードする .qrc ファイルにコンパイルする必要があります。
  3. Maya インタフェースにコマンドまたはスクリプトを追加するときに既定のイメージ(100% 解像度)のファイル名を指定します。

    次の例は、shelfButton コマンドを使用してシェルフにコマンドまたはスクリプトを追加し、image1 フラグを使用して既定のイメージを指定する方法を示します。

    shelfButton
    -label “Cone”
    -command "CreateNURBSCone"
    -image1 "cone.png";
    shelfButton
    -label “Resource Browser”
    -sourceType "python" 
    -command "import maya.app.general.resourceBrowser as resourceBrowser\nresBrowser = resourceBrowser.resourceBrowser()\npath = resBrowser.run\n"
    -image1 "commandButton.png";

関連項目