プロキシ リファレンス間で編集を共有することができます。この機能は、プロキシ セットのメンバー間でアニメーションまたはトランスフォーム データを共有する場合に役立ちます。編集を共有するプロキシ セットを作成すると、プロキシ リファレンスに対する編集は、そのプロキシ セットの他のすべてのメンバーで共有されます。リファレンス ファイルに適用可能な編集はすべて共有できます。
プロキシ セットを初めて作成する場合には、すべてのプロキシで編集を共有するか、個々のプロキシに編集を付与することができます。編集を共有するプロキシが追加されると、そのプロキシ(および、そのセットに後から追加されるすべてのプロキシ)は、編集を共有します。
編集を共有してプロキシ セットを作成すると、新しいプロキシ セット内でオリジナルのリファレンスがプロキシ リファレンスになります。リファレンス エディタ(Reference Editor)では、1 つまたは複数のプロキシが存在し、すべてのプロキシが共通の編集を共有することを示すアイコンが表示されます。
最初にプロキシ セットが共有された編集(Shared Edits)をオンにして作成されている場合、そのプロキシ セットの各メンバーには独自の編集セットが付与されます。
プロキシ セットで編集を共有するかどうかは、最初にプロキシ セットを作成する時点で定義する必要があります。プロキシ セットを作成した後で、共有される編集の設定を変更することはできません。
編集を共有してプロキシ セットを作成すると、Maya はアクティブ プロキシに適用される編集を記録します。このプロキシ セットの別のプロキシをアクティブにすると、Maya は新しくアクティブになるプロキシに既存の編集を適用しようとします。また、Maya は適用できない編集もすべて記録します。このような編集は、後続のプロキシをアクティブにしたときに適用される場合があります。
編集の共有は、高解像度のキャラクタの低解像度プロキシをアニメーション化する場合に役立つ場合があります。ノード名が同じであれば、共有される編集はキャラクタの低解像度表現と高解像度表現の両方に適用されます。
- 異なるファイルの間でノード名が一致しない場合に別のプロキシに切り替わると、元のプロキシに適用されていた編集は表示されなくなります。プロキシ リファレンスの使用に関する制限の詳細については、ファイル リファレンスのヒントの、特に「プロキシ リファレンス間でアニメーションを共有する」および「リファレンス ファイルを編集する」を参照してください。
- 共有された編集(Shared Edits)を使用するプロキシが含まれるリファレンスでリファレンスの編集を保存(Save Reference Edits)を使用した場合、現在ロードされているプロキシだけに編集が保存されます。この機能を使用すると共有されている編集は削除されるため、これ以降、他のプロキシはこれらの編集を取得しません。