流体コンテナの境界は流体の存在場所を定義するだけでなく、ダイナミック流体の場合はその動作にも影響します。
既定では、流体コンテナのすべての境界が、実世界におけるコンテナと同じようにダイナミックな動作に影響を与えます。たとえば、境界に向かって放出された密度(Density)は、天井に向かって立ち昇る煙が天井にぶつかるのと同じように、境界にぶつかります。
境界が流体の動作に影響しないように設定するには、境界線 X (Boundary X)、境界線 Y (Boundary Y)、境界線 Z (Boundary Z)アトリビュートでなし(None)を選択します。たとえば、境界をなし(None)に設定すると、境界に向かって放出した密度(Density)は境界に衝突することなく、境界が存在しないかのようにそのまま動作を続けます。流体は、コンテナから出るように見えても、実際は出ません。また、流体(Fluid)はコンテナ内にしか存在できません。
また、流体が境界に沿った連続動作をラップするよう、境界を設定することもできます。
コンテナの境界での流体の動作を定義するには