Extension 3 のパフォーマンスに関する新機能

MultiDraw 統合によるビューポートのパフォーマンスの向上

ビューポート 2.0 の OpenGL モードでは、MultiDraw 統合が既定でアクティブになるようになりました。ビューポートでの描画時に、静的オブジェクト用の従来の統合と、変形しないアニメートされたオブジェクト(メッシュ、NURBS サーフェス、NURBS カーブ、その他のジオメトリ)用の MultiDraw 統合を組み合わせることにより、ビューポートのパフォーマンスが向上します。

MultiDraw により、特に多数の変形しないオブジェクトがあるシーンでのパフォーマンスが向上します。アニメートされないシーンには影響しません。
注: MultiDraw 統合は、最新のサポート対象の Windows GPU ハードウェアおよびドライバでサポートされます。詳細については、『Maya Hardware Certification chart』を参照してください。

Mac OS X ではグラフィックス スタックがサポートされていないため、MultiDraw 統合は使用できません。

透明度のパフォーマンスの向上

従来の静的統合と MultiDraw 統合の両方で、不適切な透明モードを使用した場合の透明なオブジェクトのサポートが向上しています。これは透明なオブジェクトが多数ある(1000 個より多い)シーンで便利です。

パフォーマンスの向上を確認するには、ビューポート 2.0 の透明度アルゴリズム(Transparency Algorithm)を、既定のオブジェクトのソート(Object Sorting)からウェイト付けした平均値(Weighted Average)または深度ピーリング(Depth Peeling)に変更します。(シーン内の透明なオブジェクトの量によって、シーン内での結果は異なります)

ビューポート 2.0 のパフォーマンスの向上