結果プロットのオーバーレイ

オーバーレイ機能を使用すると、同じモデルについて複数の結果を同時に表示できます。

結果をオーバーレイするには、結果が表示されている必要があります。

充填解析結果
充填解析結果は、成形品がどのように充填されるかを示し、予測される流動の問題を把握できます。補足的な充填結果の組合せをオーバーレイすることで、樹脂流動特性をより良く理解できます。以下はよく使用される解析結果の組合せです。
  • 充填時間エアー トラップ
  • 充填時間ウェルド ライン
XY プロット
また、XY プロットを使用して、結果プロットをオーバーレイできます。さらに、元のプロットの軸の単位が、オーバーレイ プロット(充填時間や型締力 XY プロットなど)のアニメーション変数の単位と同じである場合は、それらを同時にアニメーション表示できます。アニメーション変数の範囲とステップの長さは、オーバーレイ プロットによって決定され、範囲はオーバーレイ プロットのプロパティを変更することで調整できます。オーバーレイの長さが元のプロットの長さよりも短い場合は、オーバーレイ プロットの長さを延長します。
プロットの長さを延長するには、 ([結果]タブ > [プロパティ]パネル > [プロット プロパティ])をクリックします。
  • オーバーレイ プロットが結果プロットの場合は、[アニメーション]タブを選択し、[アニメーション結果の選択]範囲を延長します。
  • オーバーレイ プロットが XY プロットの場合は、[XY プロット プロパティ(2)]タブを選択し、[X 範囲]を変更します。
ヒント: オーバーレイした結果を視覚的にわかりやすくするために、各種のプロット表示オプションを組み合わせることができます。たとえば、コンターを使用した充填時間結果に、シェーディング結果にした圧力プロットを重ねて表示できます。

次は結果をオーバーレイする手順です。

  1. スタディ タスク ペインで、チェック ボックスをクリックして結果を選択します。 この結果が表示されます。
  2. 別の結果を強調表示し、これを右クリックして[オーバーレイ]を選択します。 この強調表示された結果が、上記の表示結果にオーバーレイされます。
  3. ここで、元の結果を右クリックして[アクティブ化]を選択すると、元の結果をアクティブな結果に指定できます。2 つの結果プロットをオーバーレイした場合、アクティブな結果のみをアニメーション表示できます。結果プロットを XY プロットでオーバーレイした場合、両方の結果をアニメーション表示できます。
注: コンター ラインによるプロットに結果をオーバーレイすることをお勧めします。これにより、モデルでの両方のプロットの表示および解釈が容易になります。