IGES ファイルをインポート用に準備するためのガイドライン

IGES モデルを解析に適した Autodesk モデルに正常に変換するには、CAD システム側で IGES モデルを適切に準備しておく必要があります。

• 直線や曲線だけでなく、モデル全体を IGES サーフェスで示す必要がある。
• 直線および曲線は金型の冷却管をインポートするのに使用でき、また冷却管の構築の基礎としても使用できる。CAD パッケージから冷却管の中心線形状をエクスポートできる場合がある。
• 可能であれば、流動+保圧解析または応力解析に影響を与えない、非常に小さなフィーチャーや基準平面などの不要な細部を削除して、モデルを単純化する。
• Dual Domain 解析テクノロジで使用するモデルをエクスポートする前に、CAD システムを調べて、成形品が完全に閉じていること、つまりサーフェス間に隙間がないことを確認する。
• シェルではなく、サーフェスとしてエクスポートする。

ANSA IGES ガイドライン

場合によっては、ANSA から IGS 曲線をインポートしようとすると、インポートする CAD エンティティが存在しないことを示すエラー メッセージが表示されることがあります。通常この問題は、ANSA モデル内のネストされた子図に関連しています。Autodesk Moldflow Insight は IGES 内の独立した子図インスタンスをサポートしますが、子図のネストはサポートしません。 子図インスタンスのタイプは 408 です。子図インスタンスがネストされる、すなわち、子図インスタンスが子図定義(タイプ 308 のエンティティ)を介して別の子図インスタンスを間接的に参照する場合、ネストされたエンティティは読み込まれません。

ANSA のエクスポートにおいてネストされた子図を防ぐためのオプションがある場合、より適切に機能するファイルを書くことができます。この問題を手動で解決する方法の 1 つは、IGES ファイルを開いて、

408 165 0 0 0 0 0 000010000D 63 ^^^^^^^^^^^^^^^^ のような行を次のように変更することです。

408 165 0 0 0 0 0 000000000D 63 ^^^^^^^^^^^^^^^^

フロー リーダー サーフェスおよびフロー デフレクター サーフェス

成形品の各末端が同時に充填されるような良好な流動バランスは、フロー リーダー サーフェスおよびフロー デフレクター サーフェスの厚みを変更することで実現できます。これらのサーフェスの位置と形状は、充填+保圧解析の実行前に予測して設定できます。