[変位量、冷却差]結果は、不均一な冷却のために生じる最終的な成形品の反りを示します。
注: この結果を 3D 成形品で使用するには、[解析ウィザード]の[アドバンス]タブで[3D 反り解析のメッシュ集約を無効にする]を選択します。
この結果は、2 つの方法のいずれかで計算されます。
- 平面を定義する、成形品で指定される 3 つの点のあるアンカー平面の計算。この平面を基準に、反り成形品の変形が測定されます。
- 変形形状が、ベスト フィット平面に対して測定されます。平面は、参照点の総変位量が可能な限り小さくなるように定義されます。必要な数の参照点を指定することができます。
ヒント: 3D 成形品の肉厚方向の反りを表示するには、結果表示を
[コンター](
[スタディ タスク]ペインを右クリックして、を選択)に変更します。
Dual Domain 成形品は表面コンターのみが表示されますが、ほとんどの場合、肉厚方向の反りを推定することが可能です。
この結果の使用法
成形品の変形の範囲を調べて、結果が許容値内であることを確認します。
微小変形は、[プロット プロパティ]ダイアログ ボックスの[変位量]タブの[表示倍率]設定を使って拡大できます。
変位量結果は、アニメーション化することができます。アニメーションは、元の成形品の形状から最終的な変形後形状までの成形品の形状の変化を示します。
確認事項
反りを最小限に抑えるには、次の点を考慮する必要があります。
- 領域の上部と下部の温度差を許容範囲内にする必要があります。
- より均一な冷却を達成するために、ホット スポットを排除します。
- 冷却管と金型キャビティ間の間隔を調整します。
- 隣接する冷却管間の間隔を調整します。