変位量、収縮差結果

[変位量、収縮差結果]は、成形品全体の収縮差によって生じた最終的な成形品の反りを示します。

注: この結果を 3D 成形品で使用するには、[解析ウィザード][アドバンス]タブ[3D 反り解析のメッシュ集約を無効にする]を選択します。
この結果は、2 つの方法のいずれかで計算されます。
ヒント: 3D 成形品の肉厚方向の反りを表示するには、結果表示を[コンター]([スタディ タスク]ペインを右クリックして、[プロパティ] > [方式]タブ > [コンター]を選択)に変更します。

Dual Domain 成形品は表面コンターのみが表示されますが、ほとんどの場合、肉厚方向の反りを推定することが可能です。

この結果の使用法

成形品の変形の範囲を調べて、結果が許容値内であることを確認します。

微小変形は、[プロット プロパティ]ダイアログ ボックスの[変位量]タブの[表示倍率]設定を使って拡大できます。

変位量結果は、アニメーション化することができます。アニメーションは、元の成形品の形状から最終的な変形後形状までの成形品の形状の変化を示します。

確認事項

成形品の近接した領域の異なる成形品の肉厚により、異なる体積収縮が発生することがあります。このタイプの収縮に対処するには、可能な場合は、成形品の肉厚を調整します。

成形品の各種領域における結晶含有量の差も、反り成形品の原因になることがあります。さまざまなゲート位置と冷却構成を検討する必要があります。