金型インサートのモデリング: 例

このトピックでは、取り囲む金型との接触が悪いインサート、金型との接触が良好なインサート、およびステップ インサートの例を示します。

金型との接触が悪いインサート

このモデリングでは、金型アセンブリを容易にするためのクリアランスがあるために、インサートと残りの金型材料との接触が悪いと仮定しています。



上図は、金型との接触が悪いインサートのモデリングの方法を示しています。エアー ギャップと接触するサーフェスには、非常に低い熱伝達係数値が割り当てられます。インサートは 3 つのサーフェスから構成され、各サーフェスには 8 つの面があり、3 つの独立した閉じたボリュームを形成します。

金型との接触が良好なインサート

このモデリングでは、インサートと残りの金型材料との接触が良好であると仮定しています。



注: プラスチック ボスを形成するサーフェスのエッジによって交差されるインサート表面上に、分離した境界を持つという要件を満たすためには、ボスと同じ長さのインサートを 1 つ作成して、下図のように、インサート全体の深さを表現するためプラスチック ボスの端から金型までの長さを持つもう 1 つのインサートを作成します。この製品では、これらのインサートを容易に作成できます。

または、内部点または境界を持つ必要な長さの単一のインサートを作成します。

ステップ インサート

ステップ インサートは、小さな端を表現するインサートを 1 つ、および大きな端を表現するインサートを 1 つ作成してモデリングします。2 つのインサートが確実に接続されるように、大きなインサートの端の面は小さなインサートと同じサイズの内部境界を持つようにします。



注: 解析の開始前にメッシュを完了しておく必要があります。Autodesk Moldflow Communicator 内では変更はできません。