プレス変位: XY プロット結果は、プレスの移動距離を示します。この距離は、基準(初期)位置から測定され、金型-キャビティの空間が減少する(圧縮される)圧縮過程終了時の最終位置に至るまでの距離です。この結果はプロセス時間に対する距離の XY プロットに表示されます。
この結果は射出圧縮成形解析で生成されます。
この解析では金型開閉過程は考慮されないため、プレスの後退はありません。プレス変位の最小値はゼロで、最大値はプレス オープン距離です。プレス変位が最大値に達すると、プレスはそれ以上は前進しません。プロセスの終了まで、プレスは静止状態になります。
出力する標準結果の数を指定するには、 ( )をクリックし、必要に応じて[次へ]をクリックして[圧縮設定]ページに移動し、[アドバンス オプション]をクリックします。[ソルバ パラメータ]グループの[編集]をクリックして[中間出力]タブを選択します。
目標は、射出圧縮成形解析を実行して生成されるプレス変位結果が、プレス オープン距離に指定した入力値と等しい値(または近似値)にすることです。これらの値が同じである場合、作成された成形品肉厚は、設計で指定された肉厚と同じになります。
プレス変位結果がプレス オープン距離に十分に近い値ではない場合、入力値を調整して解析を再実行し、結果を再検討します。
次の式を使用して、最終成形品肉厚が設計肉厚に近似しているかを判断できます。
例: 次の設定および結果の場合