[成形品表面(Midplane)]ダイアログ ボックス: 成形品表面プロパティ

このダイアログ ボックスの[成形品表面プロパティ]タブを使用して、Midplane モデル上の「成形品表面(Midplane)」タイプの選択した要素またはリージョンの、成形品表面プロパティを指定します。

このダイアログ ボックスで定義したプロパティ値セットは、[名前]ボックスに表示される名前でプロパティ セットに保存されます。さらに、モデルの関連エンティティにプロパティ値を適用するオプションが選択できる場合もあります。

ダイアログ ボックスの要素

断面形状
選択した要素に適用する断面形状タイプを選択します。
肉厚
Dual Domain メッシュの選択した要素の厚みの決定方法を指定します。
次のオプションを利用できます。
自動決定
解析では 2 つの隣接した Dual Domain メッシュのスキン層間の隙間を測定することで要素の厚みを決定します。
指定
解析では指定された厚みを使用します。これにより、CAD システムで成形品を修正して、再びインポートおよびメッシュを行う必要なく、Dual Domain メッシュの厚み値を変更できます。
Dual Domain タイプ
Dual Domain メッシュの選択した要素に対する Dual Domain メッシュ一致分類の決定方法を指定します。
自動決定
このオプションを選択すると、ソルバーは要素を「一致」、「エッジ」、または「不一致」に自動的に分類します。
指定
[Dual Domain メッシュ一致]診断プロットで表示される自動分類による結果が不適切な場合、このオプションを選択して「不一致」または「エッジ」のメッシュ一致分類を手動で割り当てます。
局部熱伝達係数
選択した四面体要素に適用する熱伝達係数(HTE)基準を指定します。
アドバンス オプションのグローバル設定の使用
プロセス設定ウィザード[アドバンス オプション]で指定した熱特性を使用する場合、このオプションを使用します。
注: 次の手順を実行して、グローバル設定を表示します。
  1. [プロセス設定] ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定])をクリックします。
  2. [アドバンス オプション]をクリックします。
  3. [ソルバー パラメータ]の横にある[編集]をクリックします。
  4. [メッシュ]タブを選択する。
完全な接触
これを選択すると、成形品と金型表面との間の熱抵抗はゼロになります。このオプションを選択すると、解析の目的で壁面ノードが固定された熱境界と見なされます。
局部熱伝達係数
選択した四面体要素に熱伝達係数を指定できます。[設定]をクリックして、選択した四面体要素の熱伝達係数を変更または表示します。
注: 熱伝達係数を金型内ラベルに割り当てるときには、熱伝達係数はラベルの熱伝導率とラベルの厚みの比率になります。
型締力計算から除外
選択した成形品表面要素を型締力の計算から除外する場合、このオプションを選択します。
注: このオプションは、モデルにアンダーカットがある、またはスライドを使用するために、投影面積計算が過大に予測される場合に利用できます。解析ログは、これらのリージョンのパーティング平面に対して、実際の面積の 2 倍のサーフェスの投影を示します。これは Dual Domain および Midplane モデルの X-Y 平面へのメッシュの投影面積の計算方法により発生します。この過大予測は、型締力の計算が過大評価される原因となります。
反り計算から除外
選択した成形品表面要素を反りの計算から除外する場合、このオプションを選択します。