再溶融領域、オーバーモールディング コンポーネント(オーバーモールディング)結果

再溶融領域、オーバーモールディング コンポーネント(オーバーモールディング)結果は、第 2 コンポーネントの射出時に、第 1 コンポーネントが完全に固化していない、または再溶融した可能性がある場所を示します。

メッシュ タイプ:
次を含む解析順序:

再溶融領域の表示方法は、プロット プロパティを編集することによって制御できます。

この結果の使用法

再溶融領域、オーバーモールディング コンポーネント(オーバーモールディング)結果は、
  • 第 2 コンポーネントの射出時に、第 1 コンポーネントが完全に固化していない、
  • または再溶融した
可能性がある場所を示します。

再溶融は、第 2 コンポーネントの射出前に第 1 コンポーネントが充分に冷却されていない場合や、第 2 コンポーネントの樹脂温度が、第 1 コンポーネントの材料を加熱できるほど高い場合に発生します。この結果から、第 1 コンポーネントと第 2 コンポーネントとの境界のどこで再溶融が発生しやすいかがわかります。

薄肉のスキン層が再溶融することで、コンポーネント (第 1 コンポーネントと第 2 コンポーネント) 間の構造的な強度が高まります。しかし、これは精密な形状や光学特性など、第 1 コンポーネントのプロパティに予期せぬ変化を引き起こすため、通常は望ましくありません。

注: 再溶融領域、オーバーモールディング コンポーネント(オーバーモールディング)結果は、第 1 ショット終了時のホット コア領域を含み、2 つのショット間の接触面のみには制限されません。

確認事項

過剰な再溶融発生の防止方法
  • サイクル タイム、特に第 1 コンポーネントと第 2 コンポーネントの射出間の時間の延長
  • 第 2 コンポーネントの材料の射出温度の低減
  • いずれかのコンポーネントの材料の変更
  • 第 2 射出位置をコンポーネント間境界から離れた場所に移動