品質結果は、入力変数である金型温度、樹脂温度、および射出時間の変化に応じて、成形品の全体的な品質がどのように変化するかを示します。
この品質評価は、指定した成形条件下における最小フロー フロント温度、射出圧力、最大冷却時間、最大せん断速度、および最大せん断応力について得られた結果から算出されます。
これらの各品質基準で良好な値が得られることで、全体の品質評価結果も高くなります。この品質評価は、射出圧力、最大冷却時間、最大せん断速度、および最大せん断応力を下げることで高くなります。また、最小フロー フロント温度を上げることでも高くなります。
品質結果は、モールディング ウィンドウ解析で生成されます。
既定で表示されるプロットは、各金型温度に対して予想される成形品品質を示します。樹脂温度と射出時間が品質全体に与える影響を確認するには、スタディ タスク ペインで[品質(モールディング ウィンドウ)]を右クリックして[プロパティ]を選択します。
これらの制御は、実験計画法解析における結果表示と類似しています。これらを使用すると、任意の目標関数に対する複数の入力変数が与える影響を調べることができます。ここでは、金型温度、樹脂温度、および射出時間が品質評価に及ぼす影響を確認します。
確認の対象となる変数は X 軸に表示される変数で、この変数のスライダは使用できなくなっています。他の 2 つの変数のスライダは使用可能で、ドラッグするとそれぞれの変数の値を変化させることができます。その値は常に右側に表示されています。
変数のいずれか 1 つを表示し、他の 2 つの変数のスライダをドラッグすると、表示された変数の値が変化します。