ジョブ マネージャのコマンド ライン制御

高性能クラスタ上のユーザーはコマンド ラインから特定のジョブ マネージャ機能を制御することができます。

オプション 効果

--pidfile [Linux のみ]

--nodaemon が指定されている場合でも、既定ではなく、パスに指定されたファイルにジョブ マネージャのプロセス ID を書き込みます。このファイルをジョブ マネージャに書き込むことができない場合でも、エラーなしで継続されます。

--ipv4 [サービスとして実行する場合 Windows では未対応]

IPv4 プロトコル ファミリを使用して通信します。これは --port にのみ影響します(ブロードキャストは常に IPv4 を経由します)。--ipv6 とともに使用することができます。既定では両方が指定されているように動作します。

--ipv6 [サービスとして実行する場合 Windows では未対応]

IPv6 プロトコル ファミリを使用して通信します。これは --port にのみ影響します。--ipv4 とともに使用することができます。既定では両方が指定されているように動作します。

--daemon [Linux のみ]

制御端末から分離し、(可能であれば)ジョブ マネージャのプロセス ID を /var/run/Autodesk/ami2016jm/ami2016jm.pid (または任意の --pidfile ファイル)に書き込みます。これは既定の設定です。--log を意味します。

--nodaemon [Linux のみ]

制御端末から分離せず、ジョブ マネージャのプロセス ID を /var/run/Autodesk/ami2016jm/ami2016jm.pid に書き込みません(--pidfile が指定されていなければ)。--nolog を意味します。

--log [Linux のみ]

システム ログ機能にメッセージを記録します。これはデーモン モードでは既定の設定です。

--nolog [Linux のみ]

メッセージを記録せず、標準エラーに出力します。これはフォアグラウンド モードでは既定の設定です。
--distribute-to ホスト名 ホスト名をジョブ分散プールに追加します。複数のホストを追加するために繰り返すことができます。省略すると、ジョブ マネージャは永続的な設定ファイルからリストを読み込もうとします。
--parallel-limit 整数 一度に実行するバッチ ジョブの数はこの値以下になります。省略すると、ジョブ マネージャは永続的な設定ファイルから値を復元しようとします。省略しない場合、既定の設定は 1 です。
--distribution-parallel-limit 整数 一度に実行する分散ジョブの数はこの値以下になります。省略すると、ジョブ マネージャは永続的な設定ファイルから値を復元しようとします。省略しない場合、既定の設定は 1 です。
--delete-after 継続時間 この日数よりも古い一時ファイルを削除します(継続時間に「d」を付ける)。省略すると、ジョブ マネージャは永続的な設定ファイルから値を復元しようとします。省略しない場合、既定の設定は「7d」です。
--default-priority  
--tempdir パス このディレクトリ パスを一次ファイルの書き込み先に使用します。指定しない場合は、環境変数 MFSYN_TMP に定義されたディレクトリを使用します。ジョブ マネージャのユーザーがこのディレクトリに書き込めない場合(またはディレクトリが存在しない場合)、ステータスが 3 になりジョブ マネージャは終了します。

最初に、バックグラウンドで実行しているジョブ マネージャ デーモンを停止します。

# /etc/init.d/ami2016jm stop

次に、必要なすべての環境変数を設定します。

# . /etc/opt/Autodesk/ami2016
# export MFSYN_HOME
# export MFSYN_TMP
# export MFSYN_DAT
# export ADSKFLEX_LICENSE_FILE
# [ -n "$MFSYN_JMUSER" ] || MFSYN_JMUSER=root
# export MFSYN_LOG_FACILITY
# export MFSYN_LOG_CHANNEL_OPERATIONAL
# export MFSYN_LOG_CHANNEL_LICENSING
# export MFSYN_LOG_CHANNEL_ANALYTICS
# export MFSYN_LOG_CHANNEL_DEBUG

その後ジョブ マネージャを実行します。

# sudo -u $MFSYN_JMUSER /opt/Autodesk/ami2016/bin/mpijm --nodaemon
ジョブ マネージャを再起動するたびに、Synergy を一度停止してから再起動し、接続を再度確立する必要があります。