気泡半径結果

気泡半径結果は、成形品全体に分布されている気泡の半径を示します。

この結果は、次のメッシュ タイプに対して、マイクロセルラー射出成形解析で生成されます。

• Midplane
• Dual Domain
• 3D

この結果の使用法

成形品を構成する気泡は、内部で均一に分布し、その半径も同じであることが理想的です。しかし、圧力が最も高くなるゲート付近では、必然的に気泡の半径は小さくなります。

樹脂に射出するガスの濃度を制御することで、気泡のサイズを増減することもできます。一般的には、成形品の 0～1% のガス濃度をお勧めします。

気泡半径の XY プロット結果を作成することで、時間と気泡半径との関係を調べることができます。

注: Midplane または Dual Domain メッシュ タイプのモデルでは気泡半径結果は、ソルバー パラメータで[プロファイル結果の数]をゼロより大きい値に指定している場合にのみ使用可能です。

出力するプロファイル結果の数を指定するには、 ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定])をクリックし、必要に応じて[次へ]をクリックして[充填+保圧設定]ページに移動し、[アドバンス オプション]をクリックします。[ソルバー パラメータ]グループの[編集]をクリックして[中間出力]タブを選択します。

確認事項

• 生成する気泡の量と各気泡の半径は、射出する樹脂量とガス濃度との関係で決定される。注入するガスが不十分な場合、成形品にショート ショットが発生する。注入するガスが過剰な場合、成形品に表面不良が発生する可能性がある。