応答解析用の CSVアナ ライザー

CSV アナライザーは、DOE データ を取り込み、複数のレポートに変換できるマクロです。これにより、選択した変数の指定した品質基準への影響を確認できます。CSV アナライザーは、どの言語パックをインストールしても、それらの言語には翻訳されておらず、解析データ以外の項目は英語のみの表示となります。

CSV アナライザーはマクロで、カンマ区切り形式のスプレッドシート ファイル(*.csv)を取り込み、データを表およびグラフに変換して、データをより容易に分析することが可能となります。データは、スプレッドシート下部にある一連のタブに表示されます。最初のタブは、[Data] (データ)と呼ばれ、DOE 解析中に記録したすべてのデータを表示します。
注: 初期解析と DOE 解析を必ず同一のソフトウェア バージョンで実行してください。既存の結果があるスタディを異なるソフトウェア バージョンにインポートした後、DOE 解析を実行すると、DOE 結果は比較できなくなります。
用語 定 義
Number of Factors (ファクター数) DOE ビルダーで選択した変数の数
Number of Qualities (品質の数) DOE ビルダーで選択した品質の数
Number of Runs (実行数) 関連するデータを生成するために行った DOE 解析中の実行数
Number of Terms (項の数) 応答曲面方程式で使用した項の数
Experimental data (実験データ)
このセクションには 2 つの表が含まれます。
  • 最初の表は、選択した変数の一覧、および各実行における各変数値の記録を示します。
  • 2 番目の表は、選択したすべての品質基準、各実行における変数条件下の各品質基準値を一覧表示します。
この情報は、解析ログに表示される結果を評価するために使用でき、どの値が結果に大きな影響を与えるかを確認できます。
Response surface equations(応答曲面方程式)
このセクションには 2 つの表が含まれます。
  • 最初の表は、DOE ビルダーで選択した変数の一覧、および応答曲面方程式のその項に対する変数力を示します。
  • 2 番目の表は、その方程式の各項に対する品質値を示します。
これらのデータ、およびこれらと応答曲面方程式の関連性を各[Quality] (品質)タブで確認できます。
Design of experiments (実験計画法)
DOE アナライザーは一次方程式を使用して、選択したさまざまな変数の影響をモデルします。レベルはコード化され、低いレベルは -1、高いレベルは +1 となります。このセクションには、DOE ビルダーで各実行用に選択した各変数に対して「コード化された」値を示す 1 つの表があります。対応する実際の値は、[Experimental data] (実験データ)表、または[Quality] (品質)タブで確認できます。

データを分析して、成形条件の最適な組み合わせを選択した後、これらの最適条件を使用した解析を実行し、結果を検証することが重要です。

注: CSV アナライザー マクロを適用することなく、.csv データ ファイルを直接開くことも可能です。このプログラムのインストール時にプロジェクト データの保存場所として定義した場所にナビゲートして、.csv ファイルをダブル クリックします。Windows 7 の既定のパスは My Documents¥My AMI 20xx Projects です。