[パスライン ツール]タブ

このタブには、パスライン プロットとの対話と個人設定を行うためのすべてのコントロールが含まれています。このダイアログ ボックスにアクセスするには、[スタディ タスク]ペインの[結果]フォルダ内の[パスライン]をクリックします。

ダイアログ ボックスの要素 説明
パスラインを表示

    すべての射出位置からのすべてのパスラインを表示したり、特定の射出位置からの特定のパスラインのみに制限したりすることができます。

  • 射出位置から

    これは既定の設定と結果で、[パスライン]結果を最初に選択したときに表示されます。この設定には、さまざまな射出位置から始まるすべてのパスラインが表示されます。射出位置が表示され、データのすべてを表示しない場合は、選択解除できます。

  • 選択した領域で終了

    特定の位置の流体粒子に関連付けられた特定のパスラインのみを表示する場合に、このオプションを選択します。[選択]をクリックして選択ツールをアクティブ化してから、使用するモデルの領域を '色付け' します。選択を終えて、[表示]をクリックすると、その位置で終了するパスラインのみが表示されます。または、四面体の ID 情報がある場合は、その ID を入力できます。

データ パスラインとは、流体粒子が成形品内を移動するときのパスを指します。これらは時間内の特定の流体粒子のデータ記録になります。この履歴データは、時間とともに変化しません。したがって、時間 t=1 のときに記録された特定の流体粒子の圧力は、時間 t=2 のときに値が異なっていても一定のままです。 パスラインとともに次のデータを表示できます。
  • 圧力 - 特定の流体粒子が成形品内をパスラインに沿って移動したときに記録された、この流体粒子が受けた圧力を示します。これは標準の圧力結果とは異なり、メルト フロントが移動するときに、特定の位置の圧力は強くなり続けます。
  • 温度 - 特定の流体粒子が成形品内をパスラインに沿って移動したときに記録された、この流体粒子の温度を示します。これは標準の温度結果とは異なり、樹脂が移動するときに、特定の位置での温度は変化します。
  • せん断速度 - 特定の流体粒子が成形品内をパスラインに沿って移動したときに記録された、この流体粒子のせん断速度を示します。これは、樹脂が成形品内を移動するときに、特定の位置で変化する標準のせん断速度結果とは異なります。
  • 時間 - 特定の流体粒子が、そのパスラインの特定位置に存在していた時間を示します。
  • 速度 - 特定の流体粒子が、パスラインに沿って各ポイントを通過したときの移動速度を示します。 速度(velocity)結果と同様に、成形品のデータは表示されますが、フィード システムのデータは表示されません。これは、任意の所定位置における樹脂の速度が時間の経過とともにどのように変化していくのかを示す速度(velocity)結果とは異なります。
表示 既定の設定では、情報が多すぎることがあります。このセクションでは、重要な情報のみを表示するように設定を変更できます。
  • 密度

    低密度から高密度までの範囲があります。 このスケールに関連付けられている番号は、選択した設定を知る必要のある API スクリプトを記述した場合にのみ意味があります。パスラインの数が多いと、結果の表示が長くなります。

  • パスライン スタイル

    [ライン]が既定の設定です。 ただし、[マーカー]または[チューブ]も選択できます。 [マーカー]は、パスラインを移動する単一点です。[チューブ]は、ラインを太くしたものです。

  • スケール

    このセクションはタブの最下部にあり、プロットのスケールを変更できます。[すべてのフレーム]は、すべてのデータが含まれるように自動的に拡大します。[指定]では、関心のある値を拡大できます。