[物理特性]フォームの[タイプ]で[ライン要素]オプションを選択します。
次に[ライン要素タイプ]下で次の異なるタイプのライン要素を選択できます: [バー]、[ビーム]、[パイプ]。
- [バー]: 節点ごとに 6 自由度を持つ 1D 要素。このオプションを選択すると、[入力タイプ]セクションで[特性入力]、[断面]、 [構造メンバー](SolidWorks バージョンのみ)のいずれかのオプションを使用できます。このセクションの後半に、これらのオプションに関する詳細を説明しています。
- [NSM]: この要素タイプに非構造質量を定義します。
- [予荷重]: 予荷重値はバー要素に入力できます。予荷重がある接続のモデリングに使用します。
- [オフセット先:] 1D バー要素をオフセットできます。このドロップダウン リストは、バー要素の入力タイプ([構造メンバー]、[特性入力]または[断面])に応じて変更されます。[断面]は、[図心]および[参照点]オプションで構成されます。[構造メンバー]は、[図心]および[原点]で構成されます。
- [図心]: これはバー要素の既定として使用されます。
- [参照点]: 断面の定義に使用します。参照点を断面上の位置に割り当て、断面はこの参照点の位置にオフセットします。
- [原点]: オフセット点として、構造メンバー断面の原点を使用します。
- オフセット ベクトルは、剛体要素と同様に取り扱われるため、同じ制限が適用されます。
- オフセット ベクトルは、熱荷重には影響しません。
- オフセット ベクトルの指定は、オフセット ベクトルが元の方向に平行であることを維持するため、剛性差を計算する解析には推奨されません(剛性差は、座屈解析、初期応力解析、および大きな変位効果をオンにした非線形解析で計算されます)。
バー要素形状
バー要素の内力およびモーメント(XY 平面)
バー要素の内力およびモーメント(XZ 平面)
- [ビーム]: せん断中心をオフセットできる、節点ごとに 6 自由度を持つ 1D 要素。このオプションを選択すると、[入力タイプ]セクションで[特性入力]、[断面]、[構造メンバー](SolidWorks バージョンのみ)のいずれかのオプションを使用できます。
- [NSM]: この要素タイプに非構造質量を定義します。
- [予荷重]: 予荷重値はビーム要素に入力できます。予荷重がある接続のモデリングに使用します。
- [オフセット先]:
[図心] (既定)、[せん断中心]、[参照点]、および[原点]。これらのオプションは、モデルの実際のメッシュ(数値表現)を参照します。
- [図心]: 画面上の表示に関係なく、常に使用するライブラリ部品の図心に合わせてメッシュします。
- [せん断中心]: 選択した構造メンバーをオフセットせん断中心に合わせてメッシュします。
- [参照点]: 断面の定義に使用します。参照点を断面上の位置に割り当て、断面はこの参照点の位置にオフセットします。
- [原点]: 選択した構造メンバーを使用するライブラリ ファイルのオフセット原点に合わせてメッシュします。構造メンバーでのみ使用されます。
- オフセット ベクトルは、剛体要素と同様に取り扱われるため、同じ制限が適用されます。
- オフセット ベクトルは、熱荷重には影響しません。
- オフセット ベクトルの指定は、オフセット ベクトルが元の方向に平行であることを維持するため、剛性差を計算する解析には推奨されません(剛性差は、座屈解析、初期応力解析、および大きな変位効果をオンにした非線形解析で計算されます)。
- 次の図は、ビーム要素形状を定義しています。
ビーム要素形状システム
ビームの内部要素力およびモーメント
ビーム要素の内力およびモーメント(XY 平面)
ビーム要素の内力およびモーメント(XZ 平面)
- [パイプ]: 内部圧力オプションを持つ、節点ごとに 6 自由度を持つ 1D 要素。このオプションを選択すると、[入力タイプ]セクションで[特性入力]、[断面]、[構造メンバー](SolidWorks バージョンのみ)のいずれかのオプションを使用できます。
- [プロパティ入力]を選択すると、次のフォームが表示されます。
- [NSM]: この要素タイプに非構造質量を定義します。
- [終端条件]: [閉じた両端]オプションが選択されている場合に、ライン要素の両端が閉じていることをソルバーに伝えます。[開いた両端]オプションは、ライン要素の両端点が開いていることをソルバーに伝えます。
- [P]: パイプの内部圧力を定義します。
- [D]: パイプの直径を定義します。
- [t]: パイプの厚さを定義します。
- [断面]を選択すると、次のフォームが表示されます。
- [NSM]: この要素タイプに非構造質量を定義します。
- [終端条件]: [閉じた両端]オプションが選択されている場合に、ライン要素の両端が閉じていることをソルバーに伝えます。[開いた両端]オプションは、ライン要素の両端点が開いていることをソルバーに伝えます。
- [P]: 内部圧力を入力できます。
このトピックの冒頭で説明した通り、選択されているライン要素のタイプにかかわらず、[入力タイプ]セクションには、[特性入力]、[断面]、[構造メンバー](SolidWorks バージョンのみ)という 3 つのオプションがあります。
- [プロパティ入力]: このオプションでは、構造メンバーのプロパティを入力して構造メンバーを作成できます。
- [NSM]: ライン要素の非構造質量を計算に使用します。
- [予荷重]: 軸予荷重値を定義します(非線形解析では使用できません)。
- [面積]: 断面の面積です。
- [Iz]: Zn まわりの慣性モーメントです。
- [Iy]: Yn まわりの慣性モーメントです。
- [Izy]: 慣性相乗モーメントです。
- [J]: ねじり定数です。
- [Kz]: Z 方向のせん断係数です。
- [Ky]: Y 方向のせん断係数です。
- [Nz]: せん断中心から Z 方向の図心オフセット(ビーム タイプのみで表示)です。
- [Ny]: せん断中心から Y 方向の図心オフセット(ビーム タイプのみで表示)です。
- [Cz]: 応力算出点 C の Z 座標です。
- [Cy]: 応力算出点 C の Y 座標です。
- [Dz]: 応力算出点 D の Z 座標です。
- [Dy]: 応力算出点 D の Y 座標です。
- [Ez]: 応力算出点 E の Z 座標です。
- [Ey]: 応力算出点 E の Y 座標です。
- [Fz]: 応力算出点 F の Z 座標です。
- [Fy]: 応力算出点 F の Y 座標です。
- [断面]: このオプションでは、寸法および断面テンプレートに基づいて断面を定義できます。[断面]選択を使用して、[PBEAML]、[PBARL]、または[PPIPE]などの 1D 要素を定義できます。PBEAML、PBARL、PPIPE を使用する重要性の詳細については、『Autodesk Nastran ユーザ マニュアル』を参照してください。
- [構造メンバー(SolidWorks バージョンのみ)]: このオプションでは、既存の構造メンバーを選択できます。[構造メンバー]選択を使用して、[PBEAM]、[PBAR]、または[PPIPE]などの 1D 要素を定義できます。PBEAML、PBAR、PPIPE を使用する重要性の詳細については、『Autodesk Nastran ユーザ マニュアル』を参照してください。