座標系

モデル ツリーで[座標系]を右クリックして、[新規]を選択します。下の図に示すフォームが表示されます。

Autodesk Nastran In-CAD フィーチャ ツリーで[座標系]を右クリックして、希望する座標系オプションを選択すると、複数の座標系を一度に表示できます。

グローバル座標系はアイコン G で示され、下の図のようにツリー ビューは表示されます。

このフォームには、次の主要なセクションがあります。

• [名前]: このフィールドには、たとえば、「底部カップ円柱」などの新しい座標系の名前を入力します。
• [ID]: 座標系の ID は自動的に更新されます。
• [タイプ]: 次の 3 つのタイプの座標系を使用できます。
  • 直交座標
  • 円筒座標
  • 球座標
• [参照先]: このプルダウン メニューには、既定で部品の名前を使用した、部品またはアセンブリ モデルで使用できるすべての座標系のリストがあります。
  • 新しい座標系が定義されている場合は、このリストでその他の座標系を参照できます。
  • 次の図に示す例を検討してください。部品の座標系の原点「短いリング原点」に円筒座標系を定義するには、これをリストで選択した後、[原点 X]、[Y]、および[Z]フィールドに(0、0、0)を入力します。
• [表示]: 座標系を表示する場合に、このチェックボックスをオンにします。
• [原点]: 座標系の原点を定義するには、複数の方法あります。これらの方法は、[Z 軸上の点]および[XZ 平面上の点]セクションにも適用されます。
  • XYZ 座標はグローバル座標系または参照座標系で、[定義]プルダウン メニューで手動で入力できます。
  • 点 アイコンをクリックします。グローバル座標系の原点を定義するには、次の例に示すように、モデル領域で頂点またはスケッチ点を選択できます。

    

  • または、点を選択した後、点 アイコンを再びクリックすると、元の位置から XYZ 座標を(フィールド内の値を加算または減算して)変更できます。Y 座標には、追加された 1.0 単位が含まれています。

    

  • 選択した点をクリアするには、モデル領域で右クリックし、フォームで[選択をクリア]を選択します。
  • 次の例では、円筒座標系の作成例を示します。

    

    • 次の方法を使用して、リングの先端エッジの中心に円筒座標系を作成できます。
      • Autodesk Nastran In-CAD モデラーでは、スケッチは 2 つの点で作成できます。1 点を中心、もう 1 点をエッジに配置して、先端エッジの中心にある点 1 を選択して原点を定義します。
      • 部品の原点を選択して、リングの高さを[Y]に追加し、[X]および[Z]値をゼロのままにします。
      • [名前]セクションの[参照先]を使用して、部品の座標系を選択し、[定義]の横にある[参照]に切り替えて、部品の原点を基準にして原点の座標を直接入力します。
      • 原点を定義したら、同様の方法で[Z 軸上の点]および[XZ 平面上の点]セクションを選択および定義します。
      • 上の図は、新しい座標系の r – シータ – z 軸を示しています。
• [Z 軸上の点]: 原点を定義したら、同様の方法で[Z 軸上の点]セクションを選択および定義します。
• [XZ 平面上の点]: 原点を定義したら、同様の方法で[XZ 平面上の点]セクションを選択および定義します。