Navigation Lab では Gameware Navigation ランタイム API のツールボックス レイヤによって提供されたいくつかの空間クエリが提供されます。Navigation Lab にロードされた NavMesh がある場合はいつでもこれらのクエリを実行できます。(Navigation Lab を使用してサンプルを実行し、NavMesh をロードおよび作成する方法の概要については、「Navigation Lab で作業を開始する」を参照してください)

使用可能なクエリー タイプが 3D ビューの左側にある Queries パネルに一覧表示されます。

開始するには:

1. DiskCollision クエリをクリックします。このクエリは、指定したサイズのディスクが NavMesh 内の指定された位置に NavMesh の境界と衝突することなく収まるかどうかを判断します。
2. NavMesh の上にマウス カーソルを移動します。マウス カーソルを移動させると、ディスクとトライアングルが一緒に移動します。トライアングルは現在ポイントしている NavMesh のトライアングル(つまり、クエリを開始するトライアングル)を示しています。円が緑でレンダリングされている場合は、選択した場所にディスクが収まります。円が赤でレンダリングされている場合は、ディスクが少なくとも 1 つの NavMesh の外側の境界と交差します。
3. 選択されたクエリに対して、3D ビューの右側のパネルが開きます。ここでは、クエリの目的の概要と、クエリが受け付ける設定パラメータが表示されます。たとえば、Radius の値を変更してクエリに使用するディスクを大きくすることや小さくすることができます。
   

   Perform query in の設定に注意してください。これはクエリの API に関する設定ではありません。クエリが Navigation Lab によって実行されるか、LabGame によって実行されるかを決定します。Navigation Lab内では3Dビュー内にロードされているデータセットを使ってクエリを実行することが出来ます。LabGameに接続している間は、クエリの設定をLabGameに送信し、ゲーム内でクエリを実行することが出来ます。

4. Queries パネルに戻り、Astar クエリーに切り替えます。これは実行時に Bot がワールド内の場所から場所へのパスを検索するために使用するクエリと同じクエリです。
5. NavMesh 内の任意の場所で右クリックし、コンテキスト メニューから Set marker A を選択します。これによりパス計算クエリの開始地点が設定されます。地形の上でマウス カーソルを移動させると、カーソルでポイントした場所への新しいパスがクエリによって自動的に再計算されます。

   

   (このクエリーの出力は必ずしも Bot が開始地点と目的地の間で追従することになる正確なパスではないことに注意してください。Bot は一時的にぎざぎざになるコーナーを飛ばすショートカットに追従するためや、パスを横切るその他の動的に移動するオブジェクトを避けるためにパスから逸れることがあります。)

6. 現在実行しているクエリーをキャンセルするには、Queries パネルの上部にある Stop running query ボタンをクリックします。

リスト内の他のクエリを試すことができます。

 特に明記されている場合以外は、この作業は、Creative Commons 表示 - 非営利 - 継承 3.0 非移植ライセンス のもと認可を受けています。 Autodesk Creative Commons FAQ (英語版) を参照してください。