NavData は、リトル エンディアン形式またはビッグ エンディアン形式のどちらでも生成できます。デフォルトではビッグ エンディアン形式で作成されますが、必要に応じてリトル エンディアン データの作成を選択できます。
実質的に、どちらのエンディアンネスを選択してもほとんど違いはありません。NavData を実行時にロードすると、NavData のエンディアンネスは現在のプラットフォームのエンディアンネスと比較されます。両者が一致する場合、データはそのまま使用されます。一致しない場合は、データのバイト順序が透過的に入れ替えられます。
理論的には、リトル エンディアン プラットフォーム専用とビッグ エンディアン プラットフォーム専用にデータ ファイルのセットを分けると、データがメモリにロードされるときに限ってはパフォーマンスが若干向上します。ただし、実質的には、この実行時のバイト スワッピングのパフォーマンスに対する影響はほんのわずかであることがわかっています。さらに、データのバイト順序を実行時に入れ替えるようにすれば、単一のデータ ファイルのセットをすべてのプラットフォームに対して使用でき、データの管理とクロスプラットフォームの配布が簡単になる利点があります。
データ ファイルのエンディアンネスの設定は、Navigation Lab を使用するのか、または PathData 生成フレームワークの API を直接呼び出すのかにより異なります。
Navigation Lab で生成される NavData のエンディアンネスをコントロールするには:
Generator で生成された NavData のエンディアンネスをコントロールするには、GeneratorRunOptions::m_outputFilesEndianness を使ってアクセスできる GeneratorRunOptions::m_outputFilesEndianness メンバーに目的のエンディアンネスを設定します。