Vault プロジェクト用に SQL サーバを環境設定する

Vault プロジェクト用にプロジェクト マスター データベースを設定します。

Vault プロジェクトでは、プロジェクト マスター データベースのホストに Microsoft SQL Server が必要です。

プロジェクト マスター データベースは、SQL サーバを使用する非 Vault プロジェクト データベースとほとんど同じです。1 つの重要な違いは、Vault プロジェクト マスターデータベースが更新されるのはファイルが Vault にチェック インしたときのみという点です。非 Vault プロジェクト では、作業時にプロジェクト データベースが更新されます。

注: ファイルベース(SQLite)データベースは、ローカル ワークスペースの Vault プロジェクトでの作業時も保持されます。マスター プロジェクト データベースは、Vault に同期アップロード(またはファイルをチェックイン)したときに、作業フォルダから更新されます。

Autodesk Vault は、個別の SQL サーバ データベースを使用します。

Autodesk Vault も、SQL サーバを使用します。しかし Vault は、AutoCAD Plant 3D プロジェクト マスター データベースと同じ SQL サーバ データベースを使用しません。マスター プロジェクト データベースは、異なる SQL サーバまたは別のサーバでホストすることができます。

Vault が使用するのと同じサーバおよびインスタンスを指定した場合、マスター プロジェクト データベースは Autodesk Vault でバックアップされません。

SQL サーバのロール

プロジェクト マスター データベースの SQL サーバ ログインとロールは、Autodesk Vault のユーザとロールとは異なります。

Autodesk Vault のロールは、Autodesk Data Management Server Console を使用して作成します。Microsoft SQL Server Management Studio を使用して、プロジェクト マスター データベース サーバのログインとロールを設定することができます。

マスター プロジェクト データベースを作成するユーザーには、Create Any Database サービス権限がなければなりません。データベースが作成された後、データベースのパブリック ロールには、Control 権限が与えられます。

詳細は、「FAQ: サーバベースのデータベースを使用する」を参照してください。

プロジェクト マスター データベースを移動、名前を変更する

プロジェクト マスター データベースを移動したり、名前を変更する必要がある場合は、ローカル ワークスペースで、データベース リンク DLK ファイルを編集することができます(たとえば、メモ帳などを使用して)。ファイルを編集可能にするには、Autodesk Vault Client を使用して DLK ファイルを非表示解除してチェック アウトする必要があります。