アドインの正しいバージョンを強制するためのアプリケーションプロパティの使用方法

特定の修正や互換性のある API があるために、アドインを操作するために Revit の特定の Update Release が必要になることがあります。

アプリケーションのプロパティによって Revit の特定のバージョンを確認することができます。プロパティ VersionNumber は主要バージョン番号を示す文字列を返しますが、VersionBuild プロパティは Autodesk Revit アプリケーションの内部ビルド番号を返します。

IsSubscriptionUpdate も便利なプロパティです。このプロパティは、Revit のこのバージョンが Subscription 向けの更新プログラムの場合に true を返します。Subscription 向けの更新リリースには追加の API が含まれていて、標準のお客様向けリリースでは利用できない機能を持っている場合があります。標準的な Revit リリースをサポートするために作成されたアドインは Subscription 向けの更新プログラムと互換性を持ちますが、Subscription 向けの更新プログラムの新しい機能に特化して作成されたアドインは標準のリリースとの互換性を持たないことがあります。

次のサンプルコードは、Revit のバージョンが初期の既知の Revit リリースの後の Update Release であるかどうかを判断するための方法を表しています。

コード領域: アドインに互換性があるかどうかを判断するために VersionBuild を使用

public void GetVersionInfo(Autodesk.Revit.ApplicationServices.Application app)
{ 
   // 20110309_2315 is the datecode of the initial release of Revit 2012 
   if (app.VersionNumber == "2012" && 
       String.Compare(app.VersionBuild, "20110309_2315") > 0)
   {
       TaskDialog.Show("Supported version", 
                      "This application supported in this version.");
   }
   else
   {
       TaskDialog dialog = new TaskDialog("Unsupported version.");
       dialog.MainIcon = TaskDialogIcon.TaskDialogIconWarning;
       dialog.MainInstruction = "This application is only supported in Revit 2012 UR1 and later.";
       dialog.Show();
   }
}

アドインの正しいバージョンを強制するためのアプリケーション プロパティの使用方法

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