カスタムの IFC 書き出し
Revit API では、カスタム アプリケーションを使用して、IFC 書き出し処理の既定の実装を変更できます。
IExporterIFC オブジェクトが Revit に登録されていると、UI および API メソッド Document.Export(String, String, IFCExportOptions)から IFC への書き出しを呼び出すときの両方で使用されます。両方の場合とも、カスタムの IFC 書き出し機能が登録されていないと、IFC 書き出しには既定の Revit 実装が使用されます。
API から IFC 書き出しを呼び出す場合、IFCExportOptions を使用すると、[IFC を書き出し]ダイアログ ボックスでユーザが使用できるのと同じ書き出しオプションを設定できます。
インタフェース IExporterIFC には実装のための唯一のメソッド ExportIFC()があります。このメソッドは IFC への書き出しを実行するために Revit が呼び出します。ExporterIFC オブジェクトがパラメータの 1 つとしてこのメソッドに渡されます。ExporterIFC は、IFC 書き出しの実装を許可するために Revit によって提供される主要なクラスです。これには、書き出し操作にユーザが選択したオプションや、書き出しの正常な実装に必要な特定のタイプのデータにアクセスするために使用されるメンバーに関する情報が含まれます。
Autodesk.Revit.DB.IFC 名前空間には、IFC 書き出し処理のカスタム実装が使用できる、IFC 関連の API クラスが多数含まれます。カスタムの IFC 書き出しアプリケーションの完全なサンプルについては、http://sourceforge.net/projects/ifcexporter/ にあるオープン ソースの例を参照してください。