[結果および比較]ダイアログでコンセプト エネルギー解析を確認する際、風配図に風速と風向のデータがグラフィックス表示されます。
これらの風配図では 16 基本方位が使用されます。
エネルギーが正味ゼロのカーボン ニュートラルなデザインを実現するには、建物がその地域の気候に対応していなければなりません。場所の季節風のパターンをシミュレートすることで、自然換気の方法、風力タービンの適切な設置場所、および冬期の冷たい風から建物を守る方法を十分な情報に基づいて決定することができます。
一般に、風配図は、太陽光の日射のプロットや最高値のシミュレーションと併せて、建物の外構における向きを決定するために使用します。温暖気候で夏期に南東からの季節風が吹く場合、自然換気用の窓の配置を検討するときにこの情報を使用できます。
このチャートには、各方位からの風速の度数分布が示されます。
放射状のスケールの外側ほど、その方位からの風が多いことを示します。各スポークは風速の範囲で色分けされています。円の中心から伸びる放射状の各スポークの長さは、その方位から風が吹く時間の割合を表しています。
上記のサンプルの風速分布風配図(マサチューセッツ州ボストンの年間風配図)では、北西と南南西の風が最も多くなっています(年間の時間の 10% 以上)。南南西の風で最も多い風速の範囲は、6~9 ノット(黄色)と 9~11 ノット(薄い青)です。
この風配図で示されるデータは、風速分布風配図と同じです。ただし、この図の放射状のスケールは、時間の割合ではなく風速を表します。また、各スポークの色分けは、風速ではなく時間を表します。
これらの風配図は、1 年間の月別の度数分布を示します。