3 つのレベル(簡易、標準、詳細)の冷暖房負荷レポートを選択し、建物モデルに対して実行した冷暖房負荷分析の結果を表示することができます。
レポートには、ゾーンとスペースの概要情報のみ含んだ簡易レポートから、プロジェクトの詳細な負荷分析まであります。Revit では、各負荷分析の実行後に、タイプスタンプされた負荷レポートが自動的に作成されます。負荷レポートは、[プロジェクト ブラウザ]の[レポート]の下にあり、行った設計変更が与える負荷の影響を表示することができます。
負荷レポートは次のセクションに編成されていて、選択したレポートのレベルに従って次の情報が含まれます。
項目 | 説明 |
---|---|
場所と天気 | |
プロジェクト | プロジェクト名([管理]タブ ![]() ![]() ![]() ![]() |
アドレス | 計画地([管理]タブ ![]() ![]() ![]() ![]() |
計算時刻 | 負荷レポートを作成した日時。 |
緯度 | [位置と場所を管理] ![]() ![]() |
経度 | [位置と場所を管理] ![]() ![]() |
夏の乾球 | 湿度に影響されない夏の周囲空気温度。乾球温度は、熱量の標示として使用されます。乾球温度は、プロジェクト位置が含まれているデータを使用することで決定されます。 |
夏の湿球 | 冬の断熱飽和温度で、温度計での水の蒸発とその冷房効果。湿球温度は常時、乾球温度よりも低いですが、相対湿度 100% と同一です。湿球温度は、プロジェクト位置が含まれているデータを使用することで決定されます。 |
冬の乾球 | 湿度に影響されない冬の周囲空気温度。乾球温度は、熱量の標示として使用されます。乾球温度は、プロジェクト位置が含まれているデータを使用することで決定されます。 |
平均日較差 | プロジェクトの場所に基づく平均温度較差。 |
項目 | 説明 |
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入力 | |
建物タイプ | 建物タイプ([管理]タブ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
面積(SF) | 建物内のすべてのスペースの総解析面積。この面積は、これらのスペースの境界要素の仕上げ面に基づきます。 |
ボリューム | 建物内のすべてのスペースの解析総容積。この容積は、これらのスペースの境界要素の仕上げ面に基づきます。 |
計算結果 | |
ピーク冷房負荷(全熱) | 建物内のスペースすべての冷房負荷(全熱)。これには、伝導、環気、配管とダクトの増加、および顕熱負荷と潜熱負荷が含まれます。 |
ピーク冷房月/時間 | ピークの計算に使用する日付。 |
ピーク冷房負荷(顕熱) | 建物の季節感知冷房負荷の高点。 |
ピーク冷房負荷(潜熱) | 建物の季節潜在冷房負荷の高点。 |
最大冷却容量 | 建物のゾーンのピーク冷房負荷の合計によって決定される、必要な最大冷却容量。これにより、北向きと南向きの違いのような建物内のゾーンの場所などの条件によって、ピーク負荷が発生する時間が異なる可能性があることが認識できます。 |
ピーク冷房風量 | 建物の冷房風量の季節ごとの高点。 |
暖房負荷(ピーク時) | 建物内のスペースすべての暖房負荷(全熱)。これには、伝導、環気、配管とダクトの増加、および顕熱負荷と潜熱負荷が含まれます。 |
ピーク暖房風量 | 建物の暖房風量の季節ごとの高点。 |
チェックサム | |
冷房負荷密度 | 建物の冷房負荷(全熱)を、建物内の占有解析面積で除算した値。 |
冷房空気密度 | 冷房風量を、建物の占有解析面積で除算した値。 |
冷房風量/負荷 | 冷房風量を、建物の冷房負荷(全熱)で除算した値。 |
冷房面積/負荷 | ゾーンの解析面積を、建物の冷房負荷(全熱)で除算した値。 |
暖房負荷密度 | 建物の暖房負荷(全熱)を、建物内の占有解析面積で除算した値。 |
暖房空気密度 | 暖房風量を、建物の占有解析面積で除算した値。 |
項目 | 説明 |
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入力 | |
エリア | レベル内のすべてのスペースの総解析面積。この面積は、これらのスペースの境界要素の仕上げ面に基づきます。 |
ボリューム | レベル内のすべてのスペースの解析総容積。この容積は、これらのスペースの境界要素の仕上げ面に基づきます。 |
計算結果 | |
ピーク冷房負荷(全熱) | レベル内のスペースすべての冷房負荷(全熱)。これには、伝導、環気、配管とダクトの増加、および顕熱負荷と潜熱負荷が含まれます。 |
ピーク冷房月/時間 | ピークの計算に使用する日付。 |
ピーク冷房負荷(顕熱) | レベルの季節感知冷房負荷の高点。 |
ピーク冷房負荷(潜熱) | レベルの季節潜在冷房負荷の高点。 |
最大冷却容量 | レベルにあるゾーンのピーク冷房負荷の合計によって決定される、必要な最大冷却容量。これにより、北向きと南向きの違いのような建物内のゾーンの場所などの条件によって、ピーク負荷が発生する時間が異なる可能性があることが認識できます。 |
ピーク冷房風量 | レベルの冷房風量の季節ごとの高点。 |
暖房負荷(ピーク時) | レベル内のスペースすべての暖房負荷(全熱)。これには、伝導、環気、配管とダクトの増加、および顕熱負荷と潜熱負荷が含まれます。 |
ピーク暖房風量 | レベルの暖房風量の季節ごとの高点。 |
チェックサム | |
冷房負荷密度 | レベルの冷房負荷(全熱)または暖房負荷(全熱)を、レベルの占有解析面積で除算した値。 |
冷房空気密度 | 冷房風量を、レベルの占有解析面積で除算した値。 |
冷房風量/負荷 | 冷房風量を、レベルの冷房負荷(全熱)で除算した値。 |
冷房面積/負荷 | ゾーンの解析面積を、レベルの冷房負荷(全熱)で除算した値。 |
暖房負荷密度 | 建物の暖房負荷(全熱)を、レベル内の占有解析面積で除算した値。 |
暖房空気密度 | 暖房風量を、レベルの占有解析面積で除算した値。 |
項目 | 説明 |
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入力 | |
エリア | ゾーン内のすべてのスペースの総解析面積。この面積は、これらのスペースの境界要素の仕上げ面に基づきます。 |
ボリューム | ゾーン内のすべてのスペースの解析総容積。この容積は、これらのスペースの境界要素の仕上げ面に基づきます。 |
冷房設定温度 | システムがゾーン内のスペースでの冷房を維持する温度。この設定点は、[インスタンス プロパティ]ダイアログまたは[冷暖房負荷]ダイアログから、ゾーンのプロパティで指定されます。 |
暖房設定温度 | システムがゾーン内のスペースでの暖房を維持する温度。この設定点は、[インスタンス プロパティ]ダイアログまたは[冷暖房負荷]ダイアログから、ゾーンのプロパティで指定されます。 |
給気温度 | ゾーン内のスペースでの冷暖房に使用する給気温度。この温度は、[インスタンス プロパティ]ダイアログまたは[冷暖房負荷]ダイアログから、ゾーンのプロパティで各ゾーンについて指定されます。 |
人数 | このゾーン内のスペースに割り当てられた総人数。人間データは、[インスタンス プロパティ]ダイアログまたは[冷暖房負荷]ダイアログから、スペースのプロパティで指定されます。 |
換気量 | ゾーンの換気量。 |
気積計算タイプ | [冷暖房負荷]ダイアログの[一般]タブで指定されている建物引込。 |
相対湿度 | ゾーンに必要な加湿。これは、設定点や給気温度といった他のパラメータに基づいて計算されるか、[冷房情報]ダイアログで指定されるかのどちらかです。 |
湿り空気 | |
湿り空気のメッセージ | 湿り空気のエラーを通知します。湿り空気のエラーは、給気温度、設定点、および相対湿度の組み合わせが不十分な場合に発生します。これらのゾーン パラメータを 1 つまたは複数調整してエラーを修正します。 |
冷却コイル入口乾球温度 | 湿度に影響されない、冷却コイルに流入する空気の温度。 |
冷却コイル入口湿球温度 | 冷却コイルに流入する空気の断熱飽和温度で、温度計での水の蒸発とその冷房効果。 |
冷却コイル出口乾球温度 | 湿度に影響されない、冷却コイルから流出する空気の温度。 |
冷却コイル出口湿球温度 | 冷却コイルから流出する空気の断熱飽和温度で、温度計での水の蒸発とその冷房効果。 |
混合気体乾球温度 | 湿度に影響されない、VAV から流出する空気の温度。 |
計算結果 | |
ピーク冷房負荷(全熱) | ゾーン内のスペースすべての冷房負荷(全熱)。これには、伝導、環気、配管とダクトの増加、および顕熱負荷と潜熱負荷が含まれます。 |
ピーク冷房月/時間 | ピークの計算に使用する日付。 |
ピーク冷房負荷(顕熱) | ゾーンの季節感知冷房負荷の高点。 |
ピーク冷房負荷(潜熱) | ゾーンの季節潜在冷房負荷の高点。 |
最大冷却容量 | ゾーンに割り当てられたスペースのピーク冷房負荷の合計によって決定される、必要な最大冷却容量。これにより、北向きと南向きの違いのような建物内のスペースの場所などの条件によって、ピーク負荷が発生する時間が異なる可能性があることが認識できます。 |
ピーク冷房風量 | ゾーンの冷房風量の季節ごとの高点。 |
暖房負荷(ピーク時) | ゾーン内のスペースすべての暖房負荷(全熱)。これには、伝導、環気、配管とダクトの増加、および顕熱負荷と潜熱負荷が含まれます。 |
ピーク暖房風量 | ゾーンの暖房風量の季節ごとの高点。 |
ピーク換気風量 | ゾーンの換気風量の季節ごとの高点。 |
チェックサム | |
冷房負荷密度 | ゾーンの冷房負荷(全熱)または暖房負荷(全熱)を、ゾーンの占有解析面積で除算した値。 |
冷房空気密度 | 冷房風量を、ゾーンの占有解析面積で除算した値。 |
冷房風量/負荷 | 冷房風量を、ゾーンの冷房負荷(全熱)で除算した値。 |
冷房面積/負荷 | ゾーンの解析面積を、ゾーンの冷房負荷(全熱)で除算した値。 |
暖房負荷密度 | 建物の暖房負荷(全熱)を、ゾーン内の占有解析面積で除算した値。 |
暖房空気密度 | 暖房風量を、ゾーンの占有解析面積で除算した値。 |
換気密度 | ゾーンの換気風量を、ゾーンの面積で除算した値。 |
換気/人 | ゾーンの換気風量を、ゾーンに指定した人数で除算した値。 |
このセクションでは、コンポーネントおよび露出による冷暖房負荷の詳細を説明します。
このセクションでは、ゾーン内のスペースの冷暖房情報の要約を説明します。
項目 | 説明 |
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入力データ | |
エリア(SF) | スペースの解析面積。この面積は、スペースの境界要素の仕上げ面に基づきます。 |
ボリューム(CF) | スペースの総容積。 |
壁面積(SF) | スペースの壁の総面積から開口部(窓とドア)の面積を減算した値。 |
屋根面積(SF) | スペースの屋根サーフェスの総面積。 |
ドア面積(SF) | スペースのドアの総面積。 |
間仕切り面積(SF) | スペースの間仕切りの総面積。 |
窓面積(SF) | スペースの窓の総面積。 |
天窓面積(SF) | スペースの天窓の総面積。 |
照明負荷(W) | スペースの照明電力密度。照明負荷は、[インスタンス プロパティ]ダイアログまたは[冷暖房負荷]ダイアログから、スペースのプロパティで指定されます。 |
電力負荷(W) | スペースの電力密度。電力負荷は、[インスタンス プロパティ]ダイアログまたは[冷暖房負荷]ダイアログから、スペースのプロパティで指定されます。 |
人数 | スペースに割り当てられている人数。人間データは、[インスタンス プロパティ]ダイアログまたは[冷暖房負荷]ダイアログから、スペースのプロパティで指定されます。 |
人体による顕熱取得(BTU/h) | スペースの顕熱負荷を、スペースに割り当てられている人数で除算した値。顕熱取得とは、人体の表面から周囲の表面や空気に対して発生する対流熱および放射熱の増加です。人間データは、[インスタンス プロパティ]ダイアログまたは[冷暖房負荷]ダイアログから、スペースのプロパティで指定されます。 |
人体による潜熱取得(BTU/h) | スペースの潜熱負荷を、スペースに割り当てられている人数で除算した値。潜熱取得とは、人体の表面から周囲の空気に対して発生する湿気の蒸発熱の増加です。人間データは、[インスタンス プロパティ]ダイアログまたは[冷暖房負荷]ダイアログから、スペースのプロパティで指定されます。 |
換気風量(CFM) | スペースの換気量。 |
スペース タイプ | スペースの[インスタンス プロパティ]ダイアログまたは[冷暖房負荷]ダイアログから指定されるスペース タイプ。 |
計算結果 | |
ピーク冷房負荷(全熱)(BTU/h) | スペースの季節冷房負荷の高点。これには、伝導、環気、配管とダクトの増加、および顕熱負荷と潜熱負荷が含まれます。 |
ピーク冷房月/時間 | ピークの負荷の計算に使用する日付。 |
ピーク冷房負荷(顕熱) (BTU/h) | スペースの季節感知冷房負荷の高点。 |
ピーク冷房負荷(潜熱) (BTU/h) | スペースの季節潜在冷房負荷の高点。 |
ピーク冷房風量(CFM) | スペースの冷房風量の季節ごとの高点。 |
ピーク暖房負荷(BTU/h) | スペースの季節暖房負荷の高点。これには、伝導、環気、配管とダクトの増加、および顕熱負荷と潜熱負荷が含まれます。 |
ピーク暖房風量 | スペースの暖房風量の季節ごとの高点。 |
風量 | スペースの総給気風量。 |