[結果および比較]ダイアログでエネルギー解析を確認する際、このグラフには、解析対象モデルのエネルギー消費に関連する CO2 排出量の推定値が表示されます。
このグラフには、次の方程式が示されます。
エネルギー使用による CO2 排出量 — エネルギー生成の可能性による CO2 削減量 = 正味 CO₂
米国のプロジェクトの CO2 排出量を計算するために、Autodesk では、米国環境保護庁(EPA)の実用的な排出データを使用しています。EPA は、米国のすべての発電所の過去の記録を保管しています。米国以外のプロジェクトに対しては、Carbon Monitoring for Action (CARMA)のデータを採用しています。
プロジェクトの排出量データは、現地での燃料使用量とその地域の電力の燃料源に基づいています。たとえば、発電所で石炭を燃料としている地域のプロジェクトでは、水力発電を利用している地域の同じプロジェクトに比べて、電気使用 1 キロワット時あたりの CO2 排出量が高くなります。
パラメータ | 説明 |
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エネルギー使用 | 解析対象モデルの電気と燃料の使用による年間 CO2 排出量の推定値です。 |
エネルギー生成の可能性 | 電力を電力網から調達する代わりに、再生可能なエネルギーを使用することによって、プロジェクトで削減できる炭素の量を表す負の数値です。 この値には、気候やジオメトリに基づいて、屋上 PV (ソーラー電気)と風力タービン(1 基)から現地で得られると考えられる、再生可能なエネルギー量が含まれます。 |
正味 CO₂ | プロジェクトのエネルギー消費量からエネルギー生成の可能性を差し引いた合計 CO2 排出量です。 |