[エネルギー コスト範囲]ダッシュボードについて

エネルギー解析の実行後は、[結果および比較]ウィンドウの[エネルギー コスト範囲]ダッシュボードを使用すれば、特定の変数を調整することによって、エネルギー コストがどれだけ削減され、効率を改善できるかを把握できます。

Green Building Studio にエネルギー シミュレーションを送信すると、エネルギー変数をテストするアルゴリズムを使用して、そのシミュレーション以外にも 60 以上の追加の別のシミュレーションが実行されます。算出された別のシミュレーション結果を使用して、[エネルギー コスト範囲]ダッシュボードが作成されます。

このダッシュボードは[結果および比較]ウィンドウからも使用できます。左ペインで解析を選択して[エネルギー コスト範囲]タブをクリックすると、ダッシュボードに年間のエネルギー コスト範囲が表示されます。また、ダイヤルの中央にはエネルギー コストの平均値が表示されます。下のティック マークは、変数を調整することで削減可能なエネルギー コストを表します。

ダッシュボードの残りのチャートは、照明効率や壁の断熱といった単一の変数を表します。比較的平坦な線グラフは、変数がエネルギー コストに大きく影響しないことを表します。ただし、線グラフに下への傾きがある場所は、変数を変更することでエネルギー コストを改善できることを表します。各値の詳細を表示するには、線グラフのポイントにカーソルを移動します。

それぞれのチャートでは、X 軸に沿って青色のマーカーをドラッグすることで、その変数の値の幅を変更できます。1 つまたは複数の変数を変更し、ダッシュボードの上部に表示されるエネルギー コスト平均を確認します。エネルギー コスト平均は、変数の変更を反映して自動的に更新されます。許容できるコストで目的の持続可能性評価が得られるまで、設計を繰り返します。

詳細については、Green Building Studio ヘルプを参照してください。