冷暖房設定点は、特定のゾーンに対して設定され、建物のスペースに対しては設定されません。
冷暖房設定点と、給気温度および加湿は、明らかに負荷計算に影響を与えるだけでなく、湿り空気の結果を決定する上でも重要な役割を果たします(後で詳しく説明します)。
ユーザが加湿値を指定する方法は 2 つあります。直接加湿を設定する方法と、他のパラメータ(設定点と給気温度)を指定して最良の湿度値をエンジンに決定させる方法です。前者の場合、湿度条件を満たすには、かなりのレヒート値が必要な場合があります。後者の場合、エンジンは、特定の範囲の湿度値(まず 40 ~ 60%、次に 60 ~ 80%、20 ~ 40% というように)における 5% 以下のレヒート値を見つけようとします。指定した湿り空気条件を満たすことができず、負荷レポートを通じてこの湿り空気エラーがユーザに通知される場合があります。この場合、エラーによって影響を受ける負荷は表示されません。ユーザは、レポートをガイドとして使用し、有効な結果を得るために 3 つの値(設定点、給気温度、湿度)のどれを調整すべきかを判断する必要があります。