ファイルベースのワークシェアリングからサーバベースのワークシェアリングを実装する

ファイルベースのワークシェアリングが既に使用されている環境で、サーバベースのワークシェアリングに変換します。

ファイルベースのワークシェアリングでは、Revit プロジェクト チームがローカル エリア ネットワーク(LAN)で作業している場合には十分なパフォーマンスが得られますが、サーバベースのワークシェアリングは、ワイド エリア ネットワーク(WAN)上でコラボレーションするチームにとって最適なソリューションとなります。

  1. チーム メンバー全員に、中央モデルと同期してから、移行処理が完了するまで Revit を終了しておくように指示します。
  2. すべてのチームメンバーが、Revit の最新のリリースにアップグレードしたことを確認します。
  3. 中央モデルやキャッシュに保存された中央モデルをホストするすべてのコンピュータと、Revit Server Administrator を実行するすべてのコンピュータに Revit Server をインストールします。(詳細は、「Revit Server をインストールおよび設定する」を参照してください)。
  4. それぞれの Revit アプリケーション ワークステーションに RSN.ini ファイルを配備します。
  5. Revit を起動します。
  6. [中央ファイルからアタッチ解除]を選択した状態で各中央モデルを現在の場所から開きます。
  7. [名前をつけて保存] [プロジェクト]をクリックします。
  8. [名前を付けて保存]ダイアログの左側のペインで、 (Revit Server ネットワーク)をクリックします。
  9. 中央モデルを保存する Revit Server のホスト名をダブルクリックします。
  10. [オプション]をクリックします。
  11. [ファイルの保存オプション]ダイアログの[ワークシェアリング]で、[保存後、これを中央モデルの場所に指定]が選択されていることを確認します。次に、[既定のワークセットを開く]の必要な設定を指定して、[OK]をクリックします。
  12. [ファイル名]に、中央モデルの目的のファイル名を指定します。
  13. [OK]をクリックします。

その後、各チーム メンバーは、次の作業を行う必要があります。

  1. ファイル ベースのワークシェアされたモデルの古いローカル コピーを削除します。
  2. Revit を起動します。
  3. [開く] [プロジェクト]をクリックします。
  4. [開く]ダイアログで、Revit Server ネットワークと適切なホストに移動し、中央モデルを選択します。
  5. [ワークシェアリング]で、[ローカルの新規作成]が選択されていることを確認します。
  6. [開く]ドロップダウンをクリックします。[ワークセット]では、必要な設定を選択して、開くワークセットを指定します。
  7. [開く]をクリックします。
  8. [保存]をクリックします。
  9. チーム メンバーが Revit Server ホスト上の中央モデルのローカル コピーを作成したら、そのモデルに対する作業を再開できます。