[太陽熱放射]ダイアログ

太陽熱放射(日射)は、家屋や建築物の設計で重要な役割を果たします。エンジニアおよび建築家は、構造物のエネルギー パフォーマンスと効率性と構築する占有スペースに対する、太陽熱放射の影響を理解して考慮する必要があります。

Autodesk® CFD では、太陽熱放射の近隣や都市景観など外部への影響、占有スペース内など内部への影響をシミュレートできます。

太陽熱放射は、ある瞬間の温度分布を調べる定常解析、または数日間の昼夜におよぶ温度の時間履歴を調べる非定常解析として実行できます。

太陽熱放射は、熱放射(輻射)ソルバーと機能し、透明媒体を介した輻射熱伝熱をサポートしています。また、太陽熱放射では他の物体への影の影響を確認できます。特定の地理的位置を指定する、または緯度と経度を入力することができます。日付、時間、コンパス方向、および天頂に対する物体の相対方向も指定できます。Autodesk® CFD では、放射エネルギー バランスの完全なレポートが解析中および解析後に提供されます。

ステップ1

太陽熱放射シミュレーションを実行するには、[実行]ダイアログの[物理的特性]タブで、[熱伝達]および[熱放射(輻射)]両方を有効にします。[太陽熱放射(日射)]ボタンをクリックします。[太陽熱放射(日射)]ダイアログで、[太陽熱放射(日射)を有効化]のチェックボックスをオンにします。

ステップ 2

地理的位置を選択する。その方法は2つあります。

ステップ3

日付時刻を設定します。

各値の上をクリックして選択し、上向きおよび下向きの矢印を使って値を変更する。

これらのフィールドへの直接入力はサポートされていません。

注: すべての時刻は標準時とみなされます。これは、世界中での使われ方が多様であるため、サマータイムがサポートされていないためです。

ステップ 4

モデルの方向を指定する。

ステップ 5

構造物内の太陽熱放射をシミュレートし、モデルに太陽ウィンドウまたは太陽の壁が含まれている場合は、次を実行します。

手順6

OKボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

関連リンク

太陽熱放射解析の設定と実行に関する詳細

太陽熱放射解析を定義する例