Simulation Job Manager の環境設定

[環境設定]ダイアログ ボックスを使用して、Simulation Job Manager の既定の動作を変更できます。

[環境設定]にアクセスするには、Simulation Job Manager のユーザ インタフェースの右上隅にあるボタンをクリックします。[環境設定]ダイアログ ボックスには、次のタブが含まれています。

[一般]

[一般]タブには、次のオプションが含まれています。

[一般]オプション

説明

[システムの起動時に開始]

(既定で有効)これにより、ローカル ワークステーションの起動時に、Simulation Job Manager が自動的に開始します。ローカル ワークステーションが再起動した場合に、シミュレーション結果の転送を(Autodesk® 製品を起動する必要なく)自動的に再開するには、このオプションを有効のままにすることをお勧めします。

[ファイルの転送中にスリープ モードをブロック]

(既定で有効)これにより、Autodesk® の安全なストレージ サービスにファイルが転送されている間、非アクティブであるためにオペレーティング システムが「スリープ」モードになるのが回避されます。

[タスクを表示]

(既定で無効)ジョブの各段階で実行される特定の操作の詳細を表示するには、このオプションを有効にします。(段階にはアップロード、解析、ダウンロードがあり、「[ジョブ ステータス]タブ」トピックで説明しています)。

[終了したジョブを表示する日数]

(既定 = 7)この期間内に起動したジョブが、[ジョブ ステータス]タブに一覧表示されます。この期間を増減することによって、表示されるジョブ数をそれぞれ増減できます。

[リフレッシュ レート(秒単位)]

(既定 = 5)ジョブの実行中、[ジョブ ステータス]タブおよび[ファイル転送]タブの情報は、ここで指定した間隔で更新されます。ネットワーク トラフィックを低減するには、この値を大きくします。非常に大きいジョブの変更は小さいジョブよりも時間がかかるので、リフレッシュ レート値を大きくするとネットワーク トラフィックは低減しますが、ステータス更新のタイムラインが失われることはありません。

[通知を表示する秒数]

これは通知メッセージ ウィンドウが画面に表示される時間です。通知メッセージの表示時間を増減するには、このパラメータを使用します。

[起動時にファイル転送を遅らせる秒数]

Windows® の起動時に Simulation Job Manager が自動的に起動すると、ファイル転送がすぐに再開された場合にネットワーク エラーが発生する可能性があります。これは多くの場合、Windows® によってコントロールされる関連するネットワーク ドライバおよび接続の初期化に時間がかかるためです。Simulation Job Manager を最初に起動した後、データ転送の開始を遅らせることによって、これらのネットワーク エラーを回避するために、この値を使用します。

ファイル転送

[ファイル転送]タブには、次のオプションが含まれています。これらのオプションを使用して、ローカル ワークステーションと Autodesk® ストレージ サービス間のファイル管理方法をコントロールできます。

[ファイル転送]オプション

説明

[ファイル転送のチャンク サイズ(MB 単位)]

(既定 = 5 MB)。Simulation Job Manager は、ジョブ ファイルをチャンクと呼ばれる有限のかたまりに分割します。このオプションを使用して、このチャンクのサイズを増減します。高帯域幅の非常に高速なネットワークを使用している場合は、サイズを大きくします。ネットワークがあまり高速ではない場合や帯域幅に問題がある場合は、サイズを小さくします。

: (ネットワークの中断またはワークステーションの再起動が原因で)転送に失敗した場合、Simulation Job Manager は最後に完了したデータ チャンクから再開します。

[最大同時アップロード数]

(既定 = 制限なし)。このオプションを使用して、Autodesk® ストレージ サービスに同時に転送されるジョブの数を制限します。これは、多数のジョブを同時に開始する際に、ネットワークまたは帯域に制限がある場合に便利です。

[最大同時ダウンロード数]

(既定 = 制限なし)。このオプションを使用して、Autodesk® ストレージ サービスからローカル ワークステーションに同時に転送されるジョブの数を制限します。これは、多数のジョブを同時に開始する際に、ネットワークまたは帯域に制限がある場合に便利です。

[ファイル転送のテンポラリ フォルダ]

これは、ファイル転送中にテンポラリ ファイルが保存されるローカル ワークステーション上のフォルダです。ディスク空き容量に制限がある場合や別の場所を使用する場合に、この場所を変更します。

[ローカル解析]

[ローカル解析]タブには、次のオプションが含まれています。これらの項目を使用して、ローカルで実行するジョブの動作をコントロールできます。

[ローカル解析]オプション

説明

[最小空きディスク容量] (%)

使用可能なディスク容量がこの値を下回ると、Simulation Job Manager ではディスクの残り容量がほとんどないことを通知する警告が表示されます。

[ファイルの転送中にスリープ モードをブロック]

(既定で有効)これにより、Autodesk® の安全なストレージ サービスにファイルが転送されている間、非アクティブであるためにオペレーティング システムが「スリープ」モードになるのが回避されます。

[アドバンスト]

[アドバンスト]タブには、Simulation Job Manager の動作をコントロールする、次のオプションが含まれています。

[アドバンスト]オプション

説明

[冗長ログ]

サポート ログに追加の詳細を出力するには、このオプションを有効にします。

[時間の詳細を表示]

[ジョブ ステータス]タブでジョブの詳細な時間履歴を表示するには、このオプションをオンにします。これをオフにすると、時間情報は単一の[時間]列に表示されます。

[解析情報を収集]

ユーザが製品の使用方法について理解することは、製品を継続して改善していくための重要なツールです。これを実行するために、弊社では Google アナリティクスを使用して、個人情報ではないユーザの製品使用状況に関する情報を収集しています。この作業を効率化するには、ユーザが使用している製品を特定し、ユーザの一意性を確認する必要があります。したがって、弊社では次の情報を収集しています。

  • 製品によって送信されたジョブの数: 弊社ではこの情報を使用して製品やサービスの使用頻度を判断します。
  • 各ジョブで使用されるソフトウェアのバージョン: この情報は製品とサービスのサポート改善に役立ちます。
  • ジョブの実行場所: ジョブをクラウドで解析するのか、それともユーザ マシンでローカルに解析するのかを特定します。ジョブ自体に関する情報は収集しません。

特定のジョブに関するその他のいかなる情報も収集または追跡しないことをご理解ください。この情報を使用者の特定や連絡に使用することはありません。

データ収集を無効にするには、最初のダイアログ画面のチェック ボックスを使用します。さらに、このチェックボックスを使用して、選択を後で更新することができます。

[言語]

Simulation Job Manager のユーザ インタフェースの表示言語を選択します。

[列をリセット]

リスト ビューで既定の列の配置に戻します。

[サポート ログを表示]

ローカル ワークステーションとクラウド間のすべての通信記録が表示されます。サポート リクエスト時に、テクニカル サポート担当者がデータ転送に関する問題のトラブルシューティングに役立てるために、このファイルを要求する場合があります。

[サーバ サポート ログを表示]

ファイル サーバのアクティビティの記録が表示されます。サポート リクエスト時に、テクニカル サポート担当者がデータ転送に関する問題のトラブルシューティングに役立てるために、このファイルを要求する場合があります。

[ログの表示に使用するテキスト エディタ]

Simulation Job Manager のログ ファイルの表示に使用する、ローカル コンピュータにインストールしているテキスト エディタ プログラムを指定します。