Frozen Rotorは回転機械に対する解析のオプション設定であり、シミュレーション時間の短縮ができ、近似解を得ることが可能です。一般的な回転機械解析設定とは異なり、シミュレーション中は回転領域は回転しません。但し、回転速度や回転による運動量項等は流れ解析に適用されます。
「Frozezn Rotor」は回転機械の複雑な流れや数値的に難解な解析に対して短時間で計算結果を得るために非常に有用です。注意点として、「Frozen Rotor」は回転領域と静止領域間の干渉(例: 静‐動翼干渉、インペラ‐ボリュート等)を捉えることが出来ません。
「Frozen Rotor」では一般的に計算時間は短くなります。その理由は、Autodesk® CFD ではすべての時間ステップにおいて、回転領域内のメッシュ位置を更新したり、スライド用の回転装置 - 非回転装置のインタフェースを更新する必要がないためです。羽根車は回転しないため、より大きな時間ステップを用いることが可能であり、短時間で静的な計算結果を得ることが出来ます。
設定方法の留意点