材料ライブラリ マネージャ

材料ライブラリ マネージャでは、すべての解析で使用できる材料データが中央化されたデータベースに保管されています。さまざまな共通材料の標準工学的リファレンスから収集された材料特性値を含む Autodesk Simulation 材料ライブラリが含まれています。頻繁に使用する材料データで構成するカスタム材料ライブラリを作成することもできます。

ライブラリ マネージャでは、各ライブラリの材料を 1 つのフォルダに整理して、容易に材料を取得できるようにすることができます。例えば、すべてのセラミック材料を 1 つのフォルダにまとめたり、すべての銅材料を別のフォルダにまとめることができます。

材料ライブラリ マネージャにアクセスする方法

注: Autodesk が提供するライブラリは読み取り専用であり、変更することはできません。ライブラリのコピーを作成して変更することができます。

図 1: 材料ライブラリ マネージャ

材料ライブラリ マネージャのセクションを次に示します。

  1. 頻繁に使用するコマンドを含むツールバー。
  2. ブラウザ(ツリー表示)には、ライブラリおよび材料のリストが表示されます。ブラウザは、次の領域にさらに分割することができます。
    1. 材料カテゴリ(またはフォルダ)は、材料の同様のグループを格納するために使用します。
    2. 各カテゴリ(フォルダ)に含まれる材料のリスト。
    3. ツリー表示または[ライブラリ]ツールバー([メニュー]ツールバー()、[自動非表示]ツールバー()、[閉じる]ツールバー()を含む)。
    4. ブラウザの最下部にあるタブおよび[ライブラリの選択]プルダウンには、使用可能な材料ライブラリが表示されます。ソフトウェアにリンクされていないその他のライブラリ ファイルが存在する場合があります。「材料ライブラリをカスタマイズする」ページの「既存の材料ライブラリにアクセスするには」を参照してください。
  3. 選択した材料の材料特性が表示され、それらの特性の変更できる特性グリッド。
  4. ヘルプ領域には、選択した材料特性に関する情報や説明が表示されます。
  5. マウスを合わせると表示される追加の説明を提供するステータス バー。
ヒント: ライブラリ マネージャでは、材料特性は、モデルの一部としてではなく、ファイル(ライブラリ)に保存されます。ユーザ定義の材料、または材料ライブラリに含まれている材料は、FEA エディタ ブラウザで[材料]見出しを右クリックし、[材料を編集]コマンドを選択することで、モデルに適用できます。材料ライブラリを選択し、材料を選択して、[OK]をクリックします。

ブラウザは、上部、下部、左、右のいずれかにドッキングできます。すべてのブラウザは、ツリーのタイトル バー(項目 2c)をクリックして、左マウス ボタンを押したままドラッグすることで、新しい場所に移動することができます。同じ方法で、個別のタブ(項目 2d)をドラッグすると、各ライブラリのブラウザを別の場所に移動することもできます。ブラウザが画面の多くのスペースを占める場合は、[自動非表示]ボタン()をクリックして非表示にできます。ツールバーを隠すと、ライブラリのタブのみがウィンドウの端に表示されます。タブをクリックすると、それがビューとして一時的に展開されるため、材料の選択やその他の操作を実行することができます。