アプリケーション メニュー

アプリケーション メニューには、Windows の標準的なコマンドおよび Autodesk Simulation 固有のコマンドが用意されています。Windows の標準コマンドの機能を理解していることを前提とし、このセクションでは Autodesk Simulation 独自の機能についてのみ説明します。[アーカイブ]など一部のメニュー コマンドについては、ヘルプの別の場所に説明があります。

注: ファイル名が(ファイル パスも含めて) 200 文字を超えるファイルは、開くことも保存することもできません。Windows ではパスが 260 バイト(約 260 文字)までに制限されています。Autodesk Simulation では、レポートなどの記録作業に必要な追加文字を許容するために、さらに文字数を制限しています。ファイルを開けない場合は、関係するファイルやフォルダを別の場所に移動してください。

モデルを作成する

  1. [新規]を選択します。
  2. 表示されたダイアログ ボックスで、作成するモデルのタイプを[新規 Autodesk Simulation モデルを作成するためのウィザードを起動]で選択します。使用できるオプションは、お使いのソフトウェアによって異なります。選択した項目ごとに、その概要が表示されます。
  3. [解析タイプを選択]を使用して、解析タイプを設定します。
  4. [新規] をクリックします。

モデルを開く

  1. [開く]を選択します。
  2. 目的のファイルの種類を選択します。
  3. [オプション]をクリックして、ファイルを開く際の設定を行います。
    ヒント: 多くのオプションの既定値は、[ツール][オプション]ダイアログ ボックスで設定できます。
  4. [オプション]ダイアログ ボックスで、開くファイルを選択します。
  5. [開く]をクリックします。

ファイルをマージする

FEA エディタ環境で、2 つのモデルを結合することができます。

  1. [開く]を使用していずれかのファイルを開きます。
  2. [マージ]を選択し、もう一方のファイルを選択します。新しいモデルの単位で同じ次元を維持するために、Autodesk Simulation によってファイルのメッシュ スケールが調整されます。
  3. 2 番目のファイルのモデルには、現在のモデルで使用可能な次のパーツ番号から始まる番号が付けられます。

    結合操作を必要なだけ繰り返して、複数のモデルからアセンブリを作成することができます。結合可能か否かについては、次の表にまとめてあります。

項目 結合の可否
CAD のジオメトリおよびメッシュ 有効
手動で作成したメッシュ 有効
要素タイプ 有効
節点荷重および境界条件 いいえ
サーフェス/要素荷重 いいえ
要素定義 いいえ
材料特性 いいえ
解析パラメータ いいえ
ローカル座標系 有効
作図オブジェクト いいえ
描画平面 いいえ
スケッチ いいえ
[結果] いいえ

モデルを保存する

  1. [保存]をクリックします。
  2. 新規に作成するファイルの場合、[名前を付けて保存]ダイアログが表示されます。保存先のフォルダを選択し、ファイル名を入力して、[保存]をクリックします。
    注: 特定のコマンドを実行したときは、ファイルが自動的に保存されます。たとえば、[解析] [解析] [モデルをチェック]や、[解析] [解析] [シミュレーションを実行]などです。

ファイルを別名で保存することもできます。

  1. [名前を付けて保存]をクリックします。
  2. 保存先のフォルダを選択し、ファイル名を入力して、[保存]をクリックします。
    注:
    • 元の CAD モデル、アーカイブ ファイル、およびルート フォルダにある他のファイルで、このモデルと同じ名前を持つものはコピーされません。
    • .ds_data フォルダ内にモデルを保存することはできません。.ds_data フォルダは、Autodesk Simulation の内部使用向けに予約されています。

アクティブ ウィンドウのイメージを保存する

  1. [エクスポート][イメージ]をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスの右下隅にファイルのイメージが表示されます。
    注: FEA エディタ環境がアクティブな場合は、表示領域全体のイメージ ファイルが保存されます。結果環境がアクティブな場合は、表示領域内の長方形を使用してイメージ ファイルを指定できます。
  3. 保存先のフォルダおよびファイル タイプを選択し、ファイル名を入力します。
  4. [画像属性]セクションの[幅]および[高さ]フィールドを使用して、イメージのサイズを定義します。[ロック]を選択した場合、現在のアスペクト比を基にイメージのサイズが調整されます。
  5. イメージおよびファイルのプロパティを適切に設定したら、[保存]をクリックします。

モデルを FEA 形式にエクスポートする

FEA エディタまたは結果環境では、モデルを別の FEA 形式にエクスポートすることができます。 [エクスポート] [他社 FEA]をクリックします。

注: [解析][モデルをチェック]または[解析][解析開始]を実行して、エクスポート用のデータベース ファイルを作成しておく必要があります。どちらのコマンドも実行していない場合、[他社 FEA]コマンドは使用できません。

可視化データ ファイルを作成する

FEA エディタまたは結果環境では、ほとんどの Web ブラウザで表示可能な VRML ファイル(*.wrl)を作成できます。 [エクスポート] [可視化データ]をクリックします。

結果環境では、HOOPS ストリーム ファイル(*.hsf)の作成も可能です。ただし、このファイル タイプでは荷重と拘束のアイコン、ベクトル プロット、およびライン要素のコンターがキャプチャされません。HOOPS ストリーム ファイルを Web ブラウザで表示するには、無料の HSF ビューアをダウンロードしてください。

モデルを CAD 形式にエクスポートする

FEA エディタ環境では、モデル メッシュや作図オブジェクトを CAD 形式にエクスポートできます。この CAD ファイルにはワイヤフレーム データが含まれていますが、サーフェスやソリッドの情報は含まれません。 [エクスポート] [CAD ワイヤーフレーム]をクリックします。

次の表は、CAD 形式へのエクスポートのサポートについてまとめたものです。

結果環境では、HOOPS ストリーム ファイル(*.hsf)の作成も可能です。ただし、このファイル タイプでは荷重と拘束のアイコン、ベクトル プロット、およびライン要素のコンターがキャプチャされません。HOOPS ストリーム ファイルを Web ブラウザで表示するには、無料の HSF ビューアをダウンロードしてください。

スタイル エクスポートされるエンティティ
AutoCAD DXF (*.dxf) メッシュ ラインのみ。作図オブジェクトはエクスポートされません。
CadKey (*.cdl) メッシュ ラインのみ。作図オブジェクトはエクスポートされません。
IGES (*.igs) メッシュ ラインと作図オブジェクトが、次のいずれかの IGES エンティティにエクスポートされます。
IGES エンティティ IGES のタイプ
円および円弧 100
ライン 110
116
有理 B-スプライン曲線 126