外部イベントは通常、イメージ処理を行うプログラムです。また外部イベントは、キュー内の特定のポイントで実行するバッチ ファイルやユーティリティであったり、Windows のクリップボードとの間でイメージを送受信する手段のこともあります。
外部イベントは常に子イベントです。外部イベントを追加する前にキュー内のイベントを選択しておくと、外部イベントは選択したイベントの子になります。子イベントは親イベントより先に評価されます。
手順
外部イベントを追加するには:
- イベントを選択します。
([外部イベントを追加](Add External Event))をクリックします。 [外部イベントを追加](Add External Event)ダイアログ ボックスが表示されます。
- [参照](Browse)ボタンをクリックします。
[外部イベントを参照](Browse external events)ダイアログ ボックスが表示されます。
- [外部イベントを参照](Browse external events)ダイアログ ボックスで実行する外部プログラムを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- 外部プログラムがコマンド ライン オプションを受け入れる場合は、[コマンド ライン オプション](Command Line Options)編集ボックスに入力します。
- 外部プログラムに現在のビデオ ポスト イメージを読み込む場合、[クリップボードへ書き出す](Write Image To Clipboard)チェック ボックスにチェックマークを付けます。
- 外部プログラムの結果をビデオ ポストで使用する場合、[クリップボードから読み込む](Read Image From Clipboard)チェック ボックスにチェックマークを付けます。
- [OK]をクリックします。
イベントを選択していた場合、外部イベントは子になります。イベントを選択していない場合、外部イベントはキューの最後に表示されます。
警告: 外部イベントによりクリップボードから読み込まれたイメージは、ビデオ ポストキューに置かれます。外部プログラムが予定どおりに作動しない場合、ビデオ ポストのすべてのポスト プロセスの結果を消去または上書きすることがあります。
インタフェース
[外部イベントを追加](Add External Event)ダイアログ ボックスと[外部イベントを編集」ダイアログ ボックスには、同じコントロールがあります。

[外部イベント](External Event)領域
- ラベル
- イベントに一意の名前を付けることができます。一意の名前を付けると、長いイベント リスト内でも目的の外部イベントを簡単に識別できるようになります。
- 参照
- 外部プログラムを選択できます。たとえば、Adobe Photoshop™ や他のイメージ処理用のアプリケーションを指定できます。
[コマンド ライン オプション](Command-Line Options)領域
コマンド ライン オプションを受け入れる外部プログラムに対して、リアルタイム データを引き渡すことができます。 3ds Max では 3 つの特殊コマンドを使用できます。 文字列で見つかった場合、これらのコマンドは次のようにリアルタイム データに置換されます。
- %f は 4 桁のフレーム番号(たとえば 0001)に置換されます。
- %w は 4 桁のイメージ幅(たとえば 0640)に置換されます。
- %h は 4 桁のイメージ高(たとえば 0480)に置換されます。
たとえば、次のコマンド ライン オプションの場合には、
-w%w -h%h -oframe%f.tga
外部プログラムに渡される文字列は次のようになります。
-w0640 -h0480 -oframe0001.tga
- クリップボードへ書き出す
-
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、他の外部アプリケーションで取り込めるように、レンダリングした現在のイメージを Windows のクリップボードに書き出します。
- クリップボードから読み込む
-
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、外部アプリケーションで処理された後、Windows のクリップボードの内容を読み込みます。処理されたイメージは、クリップボードに保存されると自動的にビデオ ポストに表示されます。自動スクリプトを使って、自動的に外部イメージ プロセッサでイメージを実行してビデオ ポストに戻すことができます。
[ビデオ ポスト パラメータ](Video Post Parameters)領域
- [VP 開始時間](VP Start Time)、[VP 終了時間](VP End Time)
- ビデオ ポスト全体の中から選択したイベントの開始フレームと終了フレームを設定します。ここで指定したフレーム数に対して、ビデオ ポストはイベントをレンダリングします。
- 使用可能にする
- イベントを使用可能または使用不可にします。このチェック ボックスのチェックマークが消えているとき、イベントは使用不可能な状態にあり、ビデオ ポストはキューをレンダリングするときに、このイベントを無視します。各イベントは個別に使用不可にしてください。たとえば、合成レイヤ イベントを使用不可にしても、合成イメージ イベントが使用不可にはなりません。使用不可能なイベントの範囲バーは、イベント トラック領域で使用できません。