3D モデルをゼロから作成する場合、参照イメージまたは「設計図」のイメージを設定して、3D ジオメトリのガイドとして使用すると便利です。通常、これらのイメージは、モデリングするオブジェクトの側面、前面、上面を示す平面図です。

P-47 モデルのバーチャル スタジオ
このような平面図は、Web 検索して見つけたり、書籍や模型の説明書の図をスキャンして利用したり、あるいは自分で描いてもいいでしょう。
平面図を設定して 3ds Max で使用するためのヒントは次のとおりです。
多くのイメージ処理プログラムには、イメージを共通の中心に位置合わせして、それぞれの寸法をきちんと一致させるためのガイドラインまたは規則があります。
正方形のイメージを使用すると、3ds Max のジオメトリに適用したときに簡単に位置合わせできます。
このチュートリアルでは、青の階調を選択しました。その理由は、懐かしい紙の設計図(ブルー プリント)を連想させるから、というだけでなく、さらに重要なことに、3ds Max の白のバックグラウンドでは白の選択ボックスが良く見えないからです。
3ds Max 自体で、バーチャル スタジオの配置で 3 つの平面を設定できます。このチュートリアルでは、標準単位(1 標準単位 = 1 インチ)を使用して、参照用の平面を設計図のイメージの寸法である 800 x 800 ピクセルに設定しました。
次のガイドラインを使用して、イメージを平面にマッピングします。
シーンでライトを使用すると、設計図のイメージが常に表示されます。
こうすると、平面の 1 つを通してモデルを見たときに、イメージが邪魔になることがありません。
平面をフリーズすると、誤って平面を選択してしまうことを心配せずにモデルを処理できます。既定値では、フリーズしたオブジェクトはグレーで表示されます。このオプションをオフにすると、平面をフリーズしても設計図のイメージは引き続き表示されます。
これでモデリングの準備が整いました。