「mr Sky」スカイライトの設定を調整します。
[基本パラメータ](Basic Parameters)領域
- オン
-
「mr Sky」ライトのオン/オフを切り替えます。 既定値ではチェックマークが付いています。
- 強度
- スカイ ライトの強度のスカラー乗数です。 既定値は 1.0 です。
- 霞
- 空気中の粒子状物質の量です。設定可能な値の範囲は 0.0 (快晴) ~ 15.0 (非常に雲の多い日、またはサハラ砂漠の砂嵐)です。
[水平パラメータ](Horizon Parameters)領域
- 高さ
- 水平線の垂直方向の位置を設定します。
既定値は 0.0 で、水平線が標準の高さに配置されます。ただし、水平線の位置は無限遠であるため、地面を表すためにサポートされている有限のジオメトリと結合する際に問題が発生することがあります。 高度が高いと考えられる場所、山頂など水平線を眼下に見下ろすような場所をレンダリングする場合にも、これが原因で問題が発生することがあります。
このパラメータで水平線の位置を調整することができます。 この水平線は、3D 空間の特定の高さに存在するものではありません。これは、特定の角度より低い角度のレイのシェーディング効果です。 このパラメータはこの角度を微調整します。設定可能な値の全範囲はかなり広く、-10.0 (水平線は「眼下に見下ろす位置」) ~ 10.0 (水平線は「視界の一番上」)です。 実際には、もっとずっと小さい値を使用します。 たとえば、目に見える有限の地表面のエッジのすぐ下に水平線を置くには、-0.2 を使用します。
注: [水平線](Horizon)の[高さ](height)は、mr Sky のライトの水平線の表示のみでなく、mr Sun 自体の色にも影響を与えます。つまり、[水平線](Horizon)の[高さ](height)の設定が 0.0 以外の場合、太陽の「沈む」場所が変わります。
- ブラー
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水平線のレンダリングのぼやけ効果を制御します。 0.0 に設定すると、水平線が非常に鮮明になります。一般的に使用するのは 0.5 未満の値のみですが、明確な水平線がなくブラーのみで構成された水平線を表現する場合は、最高 10.0 までの範囲を設定することができます。
- グラウンド カラー
- 仮想地表面の色を設定します。
[ナイト パラメータ](Night Parameters)領域
- ナイト カラー
- 空の最も暗いカラーを設定します。空はこの色より暗くなることはありません。 この設定は、日没後の空を部分的に光らせておく場合に便利です。 太陽が沈み、空が暗くなるにつれ、[ナイト カラー](Night Color)の効果に対する影響がなくなり、基本のライト レベルを維持するようになります。
[非物理的な調整](Non-Physical Tuning)領域
- 赤/青 ティント
- 美的観点からスカイライトの赤みを制御します。既定値の 0.0 は物理的に正しい値(6500K の白ポイントで計算)です。ただし、このパラメータで変更することができます。設定可能な値の範囲は -1.0 (真っ青) ~ 1.0 (真っ赤) です。
- 彩度
- 美的観点からスカイライトの彩度を制御します。既定値の 1.0 は物理的に計算された彩度レベルです。設定可能な値の範囲は 0.0 (モノクロ) ~ 2.0 (非常に高い彩度) です。
[空気遠近法](Aerial Perspective)領域
- オン
- チェック マークを付けると、[可視性の距離](Visibility Distance)設定を使用します。 オフにすると、使用しません。 既定値ではチェックマークが付いていません。
- 可視性の距離
- 空気遠近法とは、画家が使用する用語で、遠方のオブジェクトをかすませて青みがかった色で表現する手法を指します。mr Sky では[可視性の距離](Visibility Distance)を使用してこれを再現します。 ゼロ以外の値を設定すると、「10 % の距離」、つまり、[霞]のレベルが 0.0 の場合に約 10 % の霞が表示される距離が定義されます。