[面 反転/可視性](Face Flipping/Visibility)ロールアウト

これらのコントロールは、ボディ オブジェクトの向きをコントロールするために使用します。

[編集可能ボディ オブジェクト](Body Editable Object)ロールアウト [面反転](Face Flip)ボタンは、[面 反転/可視性](Face Flipping/Visibility)ロールアウトの表示/非表示を切り替えます。また、[適用](Apply)をクリックすることでロールアウトを閉じることもできます。

背面非表示
法線が表示の点から離れている面の表示を切り替えます。面をフリップすると、多くの場合、間違った方向に面している面を選択する必要があります。

[面重複](Face Duplication)領域

これらのコントロールは、重複した面を選択するのに使用します。[エッジの一致 %](edge match percentage)設定により、近いものの一致はしていない面を一致とみなすことができます。

重複を選択
エッジの一致率に応じて、重複した面を選択します。 100 % の一致率に設定すると、正確に同じエッジを持つ重複面のみが選択されます。
エッジの一致 %
どの程度一致している面を重複とみなすかを(エッジ数の観点から)定義します。100% 一致では、各面のすべてのエッジが一致する必要があります。50% の値は、エッジの数が少ない方の面のエッジの半分が一致している必要があることを示します。

通常のソリッド オブジェクトには、重複した面はありません。ただし、サーフェス モデル(Catia、Rhino、Alias Studio などのソフトウェアで作成されたもの)を元にするモデルには、ミスやコピーによって作成された重複する面が含まれる場合があります。

[隣接拡張](Adjacency Expansion)領域

隣接拡張では、共通の方向を持つ面の隣接リング単位で選択する方法が提供されます。リングは、選択されている面に隣接するすべての面として定義されます。選択されている面を中心とするリング 1 では、その面とエッジを共有しており、同じ方向を持つすべての面が選択されます。

面モードを反転

アクティブにして面を選択すると、その面と[リングを拡張](Expand Rings)値で定義されている周辺の面がすべて反転されます。

ヒント: 単一の面を反転しようとして予期しない結果になった場合、[リングを拡張](Expand Rings)(下記を参照)が、クリックした面だけを反転するよう指定する 0 に設定されていることを確認します。
リングを拡張

反転、選択、または非表示の機能を適用したときに、影響を受ける周辺リングの数です。値が 0 の場合、選択されている面のみが影響され、1 の場合、選択されている面とエッジを共有する面、つまり直接隣り合っている面が影響されます。値が 2 の場合、1 つ目の拡張リングとエッジを共有する面に影響が拡大されます。それ以上の値でも、同様にリングが拡大されます。

選択モード

[リングを拡張](Expand Rings)の値に従って、選択した面と同じ方向を持つ面を選択します。

非表示モード

[リングを拡張](Expand Rings)の値に従って、選択した面と同じ方向を持つ面を非表示にします。

警告: 以下のコマンドは元に戻せません。大きなボディ オブジェクトを効率的に処理できるよう、元に戻す機能は無効にされています。
適用
現在の設定を適用し、ロールアウトを閉じます。
自動方向付け
レイトレースおよび隣接情報を組み合わせて使用し、オブジェクト内のすべての面を自動的に統一しようとします。複雑なオブジェクトでは、この操作に時間がかかる場合があります。
選択を非表示
現在選択されている面を非表示にします。
すべて表示
すべての非表示面を表示します。
方向付けされた選択を拡張
現在の面選択をリング 1 つ分拡張します。
選択を反転
現在選択されているすべての面の方向を反転します。

[ビューポート可視性選択](Viewport Visibility Selection)領域

このセクションのツールは、面の方向付けに現在のビューポートの方向を使用します。このツールは、シート メタル パーツなどのシェルの開いたオブジェクトを一貫した方法で方向付けるのに便利です。

すべてを選択
アクティブな選択に従って、後ろ向きの面または前向きの面、もしくはその両方の面をすべて選択します。
表示
アクティブな選択に従って、表示されている後ろ向きの面または前向きの面、もしくはその両方の面を選択します。
非表示
アクティブな選択に従って、非表示になっている後ろ向きの面または前向きの面、もしくはその両方の面を選択します。
後ろ向きの面
[すべて選択](Select All)、[表示](Visible)、[非表示](Hidden)(上記を参照)をクリックすると、後ろ向きの主法線を持つ面、つまり視点と反対側に向いている面にのみ影響します。
前向きの面
[すべて選択](Select All)、[表示](Visible)、[非表示](Hidden)(上記を参照)をクリックすると、前向きの主法線を持つ面、つまり視点の方に向いている面にのみ影響します。