トラック ビューのコントローラ ウィンドウの階層リストでは、ジオメトリ、ライト、マテリアル、およびアニメーション コントローラをコピーおよび貼り付けることができます。
トラック ビューでは、次の項目カテゴリをコピーできます。
シーン内のエンティティを完全に定義する複数のブランチを含む項目です。コピー可能なコンポーネント項目は次のとおりです。
これらによって各パラメータのアニメートされた値が制御されます。 コンポーネントをコピーする際は、実際には関連するコントローラのグループをコピーおよび貼り付けることになります。 コントローラを個別にコピーしたり貼り付けたりする方法の詳細は、「コントローラを割り当て」を参照してください。
オブジェクト、マテリアル、コントローラのいずれをコピーする場合も、基本的には同じです。コピーや貼り付けを実行する際には、以下の点に留意してください。
コントロール ウィンドウの階層リストで項目をハイライト表示し、右クリックしてクアッド メニューから[コピー](Copy)を選択することにより、項目をコピーします。選択した項目が有効なコピー ソースでない場合は、[コピー](Copy)は使用できません。 3ds Max では、選択した項目がコピー ソースとして無効であるか複数の項目を選択している場合、[コピー](Copy)が無効になります。
項目の貼り付けはコピーの場合に比べ、選択する項目がいくつか多くなります。[階層](Hierarchy)リストで 1 つまたは複数の項目をハイライト表示してから右クリックし、クアッド メニューを開きます。 選択した項目が有効な対象であれば、[貼り付け](Paste)が使用できます。 選択したいくつかの項目の種類が異なっていたり、クリップボードにコピーした項目と種類が一致しない場合は、3ds Max が[貼り付け](Paste)を無効にします。
[貼り付け](Paste)には次の機能があります。
クアッド メニューから[貼り付け](Paste)を選択すると、貼り付け操作の実行方法を決定するためのコントロールが備わった[貼り付け](Paste)ダイアログ ボックスが表示されます。
クリップボード内の項目を「独立したコピー」として貼り付けます。コピー元項目とは関係のない項目として貼り付けます。
クリップボード内の項目を「コピー元項目のインスタンス」として貼り付けます。貼り付けた項目は、コピー元項目のインスタンスになります。したがって、いずれか一方の項目に変更を加えると、その変更はもう一方にも反映されます。
対象項目の既存インスタンスをコピー元項目のインスタンスに変換するか、そのまま残すかを指定します。
ハイライト表示されたインスタンス化項目は、トラック ビューの[編集](Edit)メニューにある[コントローラ](Controller)サブメニューで[固有にする](Make Unique)ボタンをクリックすることによって固有の項目に変換できます。 インスタンス以外の項目を選択しているか、選択した複数の項目に類似インスタンスが含まれない場合は、[個別に変更](Make Unique)ボタンは無効になります。